カウンセリングの現場より・・・・
その人は過去の出来事をたくさん語ってくださいました。
こんなことがありました。
その時にこんなことを言われました。
あの人はこういう人です。
彼女から語られる言葉からは悔しさや切なさが伝わってきました。
「ご自分の思いが相手に伝わらないことはつらいですね」
「本当のことを知らないのに、勝手なことを言われてくやしかったですね」
カウンセラーはクライエントさんの言葉から
その裏に隠された感情を代弁します。それらの言葉にうなずきながら
先日のクライエントさんは話しを続けてくださいました・・・・・・・。
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私がご相談を受ける方々は
言われたこと、されたことが忘れられられなくて
その事を思い出すたびに悔しくなり、怒りを感じ
思い出した相手のことが許せなくて怒りで苦しくなる。
けれど、そういった状態になる自分のことがいやで落ち込む。
そのギャップが苦しい・・・・・
と言う方が多いです。
どう自分を変えていけばいいのか
どうしたらこの嫌な思い出をなくすことができるのか・・・・
そういった悩みをお持ちの方が多いです。
そういった方々にお会いする度に
ああ、過去に縛られ、相手の反応に一喜一憂して生きてこられたのだな
と私は感じます。皆さんがお話になる話しの特徴としては
○○がこうだったから私はこうなったのです！！
と、相手が悪いと言う特徴があります。
もう一つ、この共通点を持っている方々は
相手にどう思われるかが一番大事で
だから相手を気にするあまり、自分が何をしたかったのか
本当は自分はどういうことを望んでいるのか
が分からなくなってしまっているという共通点があります。
相手の反応こそが一番大事で
相手の反応が良ければ自分は認めれたと思える。
自分が自分の価値を決めるといのではなく
常に相手が自分の価値を決めてくれる
相手が私を活かしてくれる
そういった人生のスタンスができています。
だから、相手の反応や言葉が自分を批判する、拒否するような
ものだととても傷つく。そして、いつからか恨みに変わる。
そんなパターンを持っています。
これって、とても疲れることですよね。
疲れるという言葉は
憑かれるからきているとも言われます。
確かに、人の反応こそが大事という思いの人は
相手に憑かれてしまっているのだと思います。
だから、本来の自分が分からなくなる・・・・・。
ということなのでしょうね。
そしてね、こういった価値観をお持ちの方は
そういった価値観が悩みの大本になっているということに
だいたい気づいてません。
カウンセリングを進める中で
ああ、そういえば、わたしってそうだわ！！
と気付かれます。
この気づくということはとても大切！
病気だって原因が分かれば治療法が見つかるでしょ。
それと同じ。
自分の考え癖が分かれば、囚われている価値観が分かれば
今後の方針が見えてくるというものです。
「私は前を向いて進んでいきたいのです。」
「変わりたいのです」
先日のクライエントさんは涙を流しながらもはっきりと言い切ってくださいました。
その為に私がお願いしたことは
自分が自分の人生の主人公になってくださいということ。
私はこう思う
私はこうしたいからこうする
私がこう感じたからこう発言する
と日常てきに私を意識して暮らしていただくこと。
前を向く人生の第一歩としてこれをお願いしました。
他にも自分を大切にする方法や
考え行動を仮題としてお出しし、この日のカウンセリングは終わりになりました。
昔のことにとらわれて今を生きられない
けど、未来を向いて歩きたい！変わりたい！
そう固く思うクライエントさんの目標は
人に操作されている人生をやめて
自分が主人公の人生を作っていくこと。
そのプロセスをこれから私は応援させていただきます。
○○さん、
辛いに一を足すと幸せと言う字になります。
一歩を踏み出した〇〇さんには、きっと幸せが待っていると私は信じています。
心理カウンセラー佐織より
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