毎日暑いですね。
今日は送り盆です。今我が家には天国から10歳になった息子が来てくれています。
夕方送ることが時間的にできないので、今から送ってこようかと思います。
天国の息子は「滑脳症」という脳の皺がつかない先天性の脳障害を持っていました。
赤ちゃんの時から一般的な普通の成長は見込めないといわれてきました。
けれど、他と比べることなく、この子なりの個性を認め何が残されている機能を見つけそこを延ば
すことで
全く出来ない子が何かしらできる子になってくれました。
親はただ信じる、そして応援するだけ。それだけをすることで、
ああ、子供って物凄い力を発揮するのだな~としみじみと感じたものです。
この思いは今の子育てにもとても活かされたと思います。
生まれた時から今の子は
「私の私物ではない」
「この子の能力と個性、そして人権を認め、人として尊重し応援していこう」
と決めていました。
そのために私は彼の考え、行動を大切に来たつもりです。
思いを伝えられるようにと言葉を教え、自分の気持ちを表現できるように感情を教え
認められる喜びを知ってもらうため、沢山ありがとうを伝え、人は感情で動いていることを知って欲
しいので私自身の感情も常に伝えて来ました。
しかし、これがどんな風に人格形成に影響しているのか。。。。
正しのかどうかは分らず、時々迷いが生じたりもしていました。
けれど、先日息子から
諭されることがあり、「ああ、この子は真っ直ぐに育ってくれている」
そう感じたエピソードがありました。
それは、夫と私が喧嘩をしてしまった後のこと。
息子と2人きりになった時にも私はなんだかスッキリせず
夫の愚痴を言っていた時のことです。3際の息子が
「そんなこと言うと、今度は僕がお母さんを嫌いになっちゃうよ」
と言うではありませんか。
正直ビックリしました。
私が思うに、この位の子なら、どちらかに流されるか、もしく悲しくなってしまいただ黙り込む
というリアクションをするかと思うのですが、
息子はそうではなく、どちらを応援するのでもなく
自分はこう思う
ということを伝えてきたのです。
常々、僕はこう思うという子でしたが、
諭されたのは初めてでした。。。。。
なんだか、もの凄く大人になったのね~
と感動すると共に、
そうだね。誰かを嫌うことは自分も誰かに嫌われるということなんだよね
と教えられました。
息子はどんな大人になるのだろ。。。
未知ではあるけれど、
やはり、私はこの子を尊重して、いい所を見て間違いをしたとしても
魂の輝きを信じて見守って育てたいと思いました。
子供は可能性の塊。
可能性を存分に活かしてあげたいな。