くるま好きの皆さまこんばんは。
↓プロフィールのおやじ↓自画像(妻作)
すえっ子すーいわく、そっくりだそうです・・・
次女にはジャガイモに毛が生えたみたいと・・・・・
長女は無言・・・・・・・・・・・
妻は笑ってます・・・・・・・・・・ぷっ
おやじの威厳は何処へ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・もともと無いか?
おフランス製フレーム修正機の続きです、お車はミラジーノ君。
おやじは事故車両が入庫すると、「う~んこのクルマはフレームが曲がっているかも?」と損傷やぶつかり具合をみると大体判ります。いわゆるプロのカンです。(当たり前ですが)
運転席側から助手席側へとぶつけられてしまったジーノ君。
↓運転席側のフェンダーとボンネットがドッキングしています。↓
でも助手席側のフェンダーとボンネットは隙間が開いてしまっています。
更に良く見ると、
根本(ガラス側)は隙間が狭いのですが、前側(ヘッドライト側)は隙間が広がっています。
↓この隙間の広がり方からフレームが曲がっているかも?と判断しました。↓
カンだけでの修理はとても無理なので、どのくらい曲がっているのか数値化していきます。
簡単に言うと物差しで測る訳です・・・新車時の状態からどんだけズレたのかをです。
今回のミラジーノ君はフロント廻りの損傷ですので、損傷を受けていない後ろ廻りを基準にしていきます。
例外もありますが基本的にどの車も右側と左側は均等に部品が製造されています。
↓まずはリアの基準穴にメジャー(物差し)をセットしていきます。↓
左右の基準穴の高さ・幅・長さ(後ろから前または前から後ろへの)を左右均等にしていきます。
数値の参考にするのは各車種ごとに発行されているメーカーの寸法表を使います。
メジャーをセットしたリアのフレーム基準穴の幅は848ミリですので、左右で分けると右側424ミリ、左側424ミリになれば幅はOKです。
↑少し判り難いですが423~424ミリを指しています。自動車メーカーの寸法表から1~2ミリの誤差はOKにします。3ミリ以上数値が違う場合は原因を調べます。
おやじは2ミリ違うと気になってしまいますね、基準にしているリアも事故等で位置がズレている可能性もあるので・・・。
こうして左右の高さ、幅、長さを均等にセットします。
次に基準にしたのはフロントのサスペンション(足回り)メンバー取付け穴です。
ここも寸法表を参考に高さ、幅、後ろの基準穴からの長さを左右均等にセットします。
メジャーがジーノ君の損傷を受けていない4か所の位置にセットされました。
人間に例えると、
背中合わせの彼氏(ジーノ君)と彼女(メジャーさん)の背骨がぴたっと、真っ直ぐ合わさりました。この後、彼氏の頭がどれだけズレているのか調べます。
ズレた数値が判れば、元に戻してあげれば良いのです。
長くなりましたので③へと続きますね、
ヘンな前置きが長すぎました?(笑)。
それでは皆さま、おやすみなさい。