最近、度々ニュースで取り上げられている、福島第一原発の事故を受けて避難してきた子供たちに体するいじめが深刻だという問題。



原発事故から避難してきたことを理由にいじめられてしまう子供が増えており、家族も含めて避難生活に大きな負担を感じていらっしゃるそうです。



しかし、このニュースを見ていると、どうしても違和感が拭えません。




原発事故からの避難民でなければ、いじめられないのか。




そんなことはありません。




あくまでいじめている側は、いじめをするための適当な理由を求めているだけです。




それが原発じゃなくても、見た目が太っているとか、痩せているとか、性格がお調子者とか大人しいとか、約束を忘れたことがあったとか、自分の好きな子と話してたとか…



とにかく、いじめるための理由になりそうなものであれば何でも良いわけです。




何も原発いじめしか、いじめが存在していないわけじゃない。




原発いじめが、他の理由によるいじめよりひどいわけじゃない。




いじめという大きな問題の中に原発いじめというものもある、という視点を忘れずに伝えてもらわないと、問題の本質は絶対に見えてこない。




どんな理由であれ、いじめられた人はとても辛い体験ですし、一生消えない傷として残ります。




この原発いじめの話題が、いじめという大きな問題をみんなできちんと考える流れが生まれてほしいと願います。