『王様と私』をマチソワしてホテルに戻り、なんか放心状態でボーッとしています


私ちょっと病気かしら?と思うくらいこの作品、泣けて仕方ないんですが…🥺


家族に遠慮することなく、久しぶりに1人の時間が持てる遠征の夜なので、思う存分語らせていただきます笑


まず、出来ればプログラムは入手して読んで頂きたいです


その中にはもちろん出演者の皆様のコメントが載っているのですが、私が感動したのはスタッフの方々のコメントなんです


まず音楽監督と歌唱指導の方のお話の中で、"声域にもキャラクターが表れている"というお話があって、登場人物の3人の女性(アンナ、タプティム、チャン王妃)について書かれています


これがとても興味深いので是非読んでみてください


そして感動を誘う大きな要因の一つは、最近では珍しいそうですが、23人にも及ぶ豪華なオーケストラにあると思います


オーバチュアから始まる名曲で否応なしに鳥肌が立ちます。劇中でも生演奏の素晴らしさは宝塚ファンなら分かります


そして衣装の有村淳先生のコメントですが、役の性格や物語の何を担うかによって色彩も考えていらっしゃるということ、本当にここも唸りました


あと嬉しかったのは、有村先生といえば宝塚時代から明日海りおさんとは何度もお仕事をされていて、彼女の好みの色も熟知して下さっていますよね


王宮で子供達に教える時の輪っかのドレスの色がくすみブルーなんですよ


あー、これみりおちゃん大好きな色だよね、と思って思わず先生に心の中でお礼を言ってしまいました(笑)


愛だわ❤️


そうそう、今年の初め頃に小林香さんがタイにスタッフと行かれたとInstagramでお話くださっていましたが


衣装の生地は現地で手に入れたタイ・シルクなんだそうですよキラキラ


その生地の光沢感や光によって色合いが変わる感じとか、高級感があって本当に素敵なんです


そして現地に行かれたきっかけは美術担当の松井るみさんのお話でわかりました


そんなにいくつもセットがある訳ではないのですが、王宮の造りがシンプルなんだけど、荘厳な感じが出ていてそして立体的なので2階席からもよく見えるんです


あ、書き始めたらスタッフの方の話だけで長文になってしまいました😅


出演者の話に移ります(笑)


この作品に欠かせない可愛い子役ちゃん達…ラブラブ


過去の映像を観ていたのでセットの違いだけで多分同じだと思うのですが


王様に促されて、子供達が1人ずつアンナ先生にご挨拶する場面なんですが


小さい子の時は音楽も軽快で可愛らしい音だったり、お世継ぎの王子の時などは重低音で奏でていて


恥ずかしくて顔を上げられない子、嬉しくて小走りに先生に走り寄ってくる子、慌ててお花を取りに行って先生にプレゼントする子、様々でほんとにかわいい


子役の中でもアンナ先生の子供のルイスくんと、お世継ぎのチュラロンコン王子は、互いにぶつかり合いながらも大人より分かり合えるのがやっぱり早くて


今日はマチネとソワレで違う子が演じていましたのですが、個性があって全然印象が違うんです


そしてタプティムの朝月希和さんことひらめちゃん


元々スリムだったのかもですが、お妃の衣装もよく似合っていて、お腹や肩が出る衣装なのでスタイルの良さが際立っています。あと姿勢も!


やはり宝塚出身の方は姿勢の良さも際立っていますよね


ひらめちゃんのタプティムはなんというか…王が一目で気に入ってしまう女性としての色気を感じるスタイルだなぁと、同性から見てもそう感じましたねー。


そのように体型も仕上げてきたんでしょうね


あ、そうそう、タプティムはアンクル・トムの小屋のお芝居の時のストーリーテラー役を演じているのですが


上手端にアンナとルイス。下手に王、チャン王妃、チュラロンコン王子達がいて


タプティムがお芝居が終わって上手に捌けるときに、アンナがタプティムに向けて手を差し伸ばしながら一生懸命拍手していて…


アンナ先生としてはもちろんですが、ひらめちゃんの外部での活躍を応援している明日海さん…に見えて、貸切公演で初めて見た時にうるっとしてしまったんです


花組に組替えしてきた時の『愛と革命の詩』で、カルロとユディットとしてお芝居をしていた2人が、またこうして同じ舞台でお芝居をしているなんて、外部の世界も夢がありますよね


ルンタ役の竹内將人さんは安定の歌唱で、お二人のデュエットも毎回聴き惚れています


それからやっぱり王の第一夫人としてだけではなく、シャムの国を治める王を大きな愛で見守るチャン王妃が素敵過ぎます🥺


木村花代さんの歌声はもはやオペラ歌唱なので圧倒されるのですが、これでもかとひけらかす感じではなく温かい感じがチャン王妃と被るんですよね…


アンナ先生が初めてシャムに来た時から一瞬でアンナ先生を受け入れて信頼してくれて、王妃なのに王にとって自分ではなくアンナが必要な時はアンナを説得して王の元へ行かせるって…


カッコ良過ぎません??


チャン王妃がアンナを説得する場面がいくつかあるんですが、毎回感動しています


そしてやっぱり王様とアンナが観る度に好きになります🥺


1回目より2回目、2回目より3回目…と、観る度に北村さんと明日海さんが信頼し合って一緒にお芝居をするのが楽しくて仕方ないように私には見えて、もはや役なのかご本人なのか分からないくらい(笑)


それこそ宝塚で言うところの正塚先生みたいな台詞のやり取りもとっても沢山あるんですが、その都度少しずつ違っていて飽きないです笑


王様もアンナも頑固なのでどっちも引かなくて衝突するのだけど、見てる側としては笑っちゃうような感じなので、客席でもかなり笑いが起きてます😁


で、私の涙腺を1番刺激するのはどうやら明日海さんが歌う"Getting to Know You"を歌う時だと思います


もう条件反射のように涙が溢れます😭


ちょっと長過ぎてすみません🙇‍♀️


明日は井上芳雄さんのコンサートにお邪魔しますハート


芳雄さんったらお優しいので、それぞれの推しの方のペンライトで良いとのことらしく…🙏


せっかくなので明日海さんのペンライトを2個持参いたしました😅


まだまだ王様と私について語りたいけれど、そろそろ休みますね


夜の日生劇場も素敵キラキラ