元宝塚演出家の上田久美子さんのインタビュー記事に対し、宝塚ファンの間でも波紋が広がっていますね


朝日新聞


上田久美子先生の作品が大好きな者としては、あまりにストレートすぎる内容にまさか…となり、何度も読み返しました


宝塚で演出された作品全てがこれまでの宝塚の枠に捉われないものであったり、人間の業を描いたりしたものが多く、そこに惹かれていた方も多くいらっしゃったと思います


宝塚は"宝塚らしさ"を大切にする劇団なので、上田さんにはそれが足枷になって本当に作りたいものが作れなくなったからなのか、、


それともその古いしきたりがかったるいというか、馬鹿馬鹿しくなったから退団されたのか、、そこは分かりません


この内容をどう受け取るか、読む側が元々上田久美子さんを好きか嫌いかで分かれそうですよね


いつもお邪魔しているブロガー様方も書いておられますが、推しがいるから観に行くというのは宝塚の基本みたいなところがあるので


(でも好きな人が出ていなくても作品として興味があるから観に行くという場合ももちろんありますよ)


そこをバッサリ斬るような言葉を投げかけたのは、これまで上田先生の作品だからと楽しみに観て下さった観客をも否定していると取られても仕方ないような気がします


私も劇団のこれまでのやり方に不満が全くないかと問われたら否で、思うところもありますが


やはり売れなければ存続できないですし、仕方ないのかなと思うところもあります


尖っているのが上田久美子先生らしいとは思いますが、退団した後も夢を壊さないでいて欲しいと願う気持ちは生徒だけでなく演出家の先生にもあるので


お世話になった劇団に砂をかけるようなことはして欲しくないと思ってしまいました


もしインタビューした方の書き方に問題があったのなら気の毒に思いますが


やっぱり退団してから宝塚時代が嫌でしたと言ってしまう生徒さんを見るとがっかりしてしまうところがあるので


たとえ演出家の先生であってもそこは守って欲しかったというのが本音です。。


でも今でも先生が宝塚に残された作品の数々、今でも好きなことに変わりはないですし、先生のこれからのご活躍も期待しています。