改めまして、お芝居の感想です



2日連続ダブルだったので、博多の町を散策することはまず無理…でしたが、1番の目的は花組さんですから

それでは、新幹線に乗っている時間を使って、出来る限りレポしたいと思います

というか、一回や二回では、花組子達の大活躍を書ききれないので、これから数日は煩いくらい更新すると思います

なので、情報を入れたくない方はスルーして下さいね

まずは、Aパターンの全体的な感想から…
(明日海さんはもう書いてしまったので、今は割愛しますね
)
)やはり予想通り、みりおちゃん(明日海りお)、ゆきちゃん(仙名彩世)、ちなつちゃん(鳳月杏)の実力的なバランスの良さから、かなり見応えのある舞台でした
明日海さんに大海人皇子をさせるとしたら、今の花組では、中大兄皇子を演じられるのは、鳳月さんしかいません
体格的なこともありますが、とにかく存在感の大きさ、そして低音で淀みなく発せられる台詞回しには、中大兄皇子に必要な、帝王としての強さ、そして大和の国を治める長としての自信
この役を演じるのに、迷いや遠慮があると、中大兄皇子として存在することは難しいかと思いますが、ちなつちゃん、素晴らしかったです

ちなつちゃんって、真っ直ぐに相手を見つめて歩み寄るだけで、色気が凄くて…

あんな風に見つめられて、力強く抱きしめられたら、額田も心が揺らめいても仕方ない…と思います。選べないですよね…
この二人の皇子が、選べないほど魅力的でないと、額田がただの嫌な女になってしまいますが、今回は、3人がそれぞれが辛いのだな…と思えたことで、作品自体の面白さが倍増していました
ゆきちゃんが、ナウオンで「みんなずーっと(心が)揺らめいている」と話していましたが、本当にその通り…
その額田王ですが、私、ゆきちゃんの額田が1番好きかもしれません

お歌の素晴らしさは言うまでもなく、台詞の言い回しや目線など、二人の皇子の思いをよく理解している上で何も語らない…のだなと
そして天比古を演じたれいちゃん(柚香光)、出番的に少ないので、ファンの方は物足りないかもしれませんが
額田に対して、神聖なものとして憧れていた人の、女の部分を見てしまったことで、壊れてしまうという、非常に繊細な青年を、暗くなりすぎず、天性の華やかさで見せてくれたなと思いました
それに、れいちゃんはショーで大活躍なので、またそちらでも書きたいなと思っています
そして順番的には前後しますが、相手役の小月を演じた乙羽映見ちゃんが本当に良いお芝居をしていて
『ハンナのお花屋さん』の時も、あきら君(瀬戸かずや)の相手役をされて、凄く良かったので、今後も活躍の場が増えるのかな…と
それから中臣鎌足を演じたあきら君は、もう始まる前から鎌足が嵌ると思っていましたが、やはり花組の中で、ある意味要となる人なので、この役は適任でした
鎌足の「ええい‼︎世話がやける!全く!」が、どこかで真似したいほど好きです

そして鏡女王を演じたべーちゃん(桜咲彩花)は、二人の皇子、額田に振り回された1番の被害者で、でも優しい十市のおば様でした
べーちゃんは、ショーでは美穂圭子さんの場面を頂いていて、ポーに続いて私の好きなちなべーが見れて嬉しかったです
それから鵜野皇女を演じた、華優希ちゃん。
やはり思った通り、これまでのこの役としてはかなり膨らませてありました
まずプロローグでは、後の…中大兄皇子の妃となった額田と中大兄皇子、そして父、中大兄皇子に大海人皇子に嫁ぐよう命じられた、鵜野皇女と大海人皇子、それぞれが並び立つシーンがあります
舞台センターを分けて並び立つというだけでも、華ちゃんはメリーベルに続いて長路線娘役さんということになりますね
そしてお芝居の中でも、ほぼ1場面ですが、少ない台詞も、間といい感情の込め方といい、心のあるお芝居をする人だなと思います
メインどころではこんな感じですが、歌の場面で素晴らしいと思った方々がいます
十市皇女を演じた音くり寿ちゃんは、ラスト付近での大切な名シーンで、「木の実の歌」を歌いますが、とても可愛らしく、そして安心して聴けるお歌です
この時は幼さもある歌声なのに対し、白雉の舞の、中大兄皇子、大海人皇子、額田王の3人の舞のところで、影ソロを歌っています
これがね〜〜もう素晴らしいのですよ

毎公演で思いますが、くり寿ちゃん、出来る限り長く宝塚に居続けて欲しい娘役さんです。歌うますぎ

それから、その白雉の舞の直前に、男役だけで踊り、センターで一人歌っていたびっく(羽立光来)の力強い歌声

くり寿ちゃんもびっくも、ショーでも大活躍で、本当に一度聴いただけでも印象に残るほどの上手さです

はい、長くなりましたが、まずはここで終わりますね