日本はたくさんの国々とワーキングホリデー協定を結んでいます。

英語圏はもちろん、アジア、ヨーロッパ、南米など30近い数の国と協定しています。

 

 

私が住んでいた国でも、日本からたくさんの若者が来ていましたし、

今もたくさん行っていると思います。

 

 

以前の仕事で、留学フェアなどのイベントで、年に数えるほどですが、

個人の希望者の方々にお会いして、直接お話ができる機会がありました。

 

 

私もセミナーに登壇をしていたのですが、皆さん真剣な眼差しです。

セミナーの前にも後にも、いろんな方が私のブースにも相談に来られました。

 

 

相談内容は千差万別、十人十色でしたが、

やはり現地に行ってから仕事が見つかるかどうかが大きな心配事でした。

 

 

一部マスコミなどで、海外で働いて日本より収入が多いことなど、

ほんの一部のいいことだけを発信しているところがありますが、

現地の言葉が仕事で使えるレベルにないと、簡単に仕事は見つからないですし、

見つかっても大した仕事ではないことが多く、不当に安い賃金で使われることもあります。

働きたければ、一定レベル以上の英語力を身に付けるのは大前提だと私は考えています。

 

 

そして、海外に行って、その国の言葉が堪能でないと、

やはり日本食レストランのキッチンハンドや、免税店の店員、

観光ガイドなどの仕事が中心になるのでしょうか?という心配。

そういう仕事が見つかるのか、やっていけるのか、

誰だって不安になって当たり前だと思います。

 

 

しかし、相談に来られる方のほとんどは、

それまでに見聞きしてきた情報だけが選択肢と思われているようでした。

 

 

そして私はいつも、その方々が今何の仕事をしているか、

これまでどんな仕事をどれくらいの期間されてきたかを聞きます。

 

 

普通の事務職をやっていますという人、ショップの店員さんと言う人、

中には、歯科衛生士や大工さんをしている人なんかもいました。

 

 

確かに英語力がなければ事務職に就くのはちょっと難しいでしょう。

でも大工さんのような技術職は、重宝します。

その経験が何年もあるのなら、ワーホリ行っても同じことをすればいいんです。

 

 

そういう技術って、言葉なしで能力を見せることもできます。

実際には英語でコミュニケーション取れないと仕事はできませんが、

見事な技術があれば、言葉は習得できます。

知らない英単語でも、仕事をしながら、そのアクションや物を見て話せば、

それが何なのか、割と察しがつきます。

 

 

海外に行って、この仕事がしたい!という明確な希望があるといいですが、

漠然と働いてみたいという人もいます。

何をすればよいか分からないかもしれませんが。

 

 

そこはやはり、アルバイトを含むすべての職歴の中から、

できれば経験期間の長い仕事と同じ職種を探せば、

経験者として応募ができるのです。

海外に行ったら、自分の職歴は継続できるものではなく、リセットされて、

限られた仕事しかできないと勘違いしている方にたくさんお会いしました。

 

 

あるワーホリの男性が、いつも私の働いていたところに来てくれていたので、

私から話しかけてみました。

仕事を探しているけど、なかなか見つからないということでした。

 

 

話を聞いてみたら、日本でずっと車の整備士をやっていたと。

だったら、すぐに整備士免許の翻訳を作って、

整備士免許のコピーと翻訳と一緒に履歴書を、

片っ端から車屋さんに置いてくればいい、

そしてどれでもいいから、修理中の車を1台修理させてくれ、

それで自分の技術力を判断して、良かったら採用してください。

と言ってみたら、すぐに採用されると思いますよ。と話しました。

 

 

言うは易く行うは難しです。

私は他人事だから簡単に言っていますが、

外国でそれをやるのはなかなか度胸が要ります。

 

 

でも彼は数か月かかりましたが、それを実行しました。

実際に修理まではしなかったみたいですが、履歴書と整備士免許のコピーと翻訳つけて渡したそうです。

すると日本で働いていたディーラーと同じメーカーのディーラーですぐに採用です。

そしてワーホリの期限が切れる前には就労ビザをもらって継続です。

 

 

言葉の壁が気になるのは当然ですが、

時にそれを簡単に乗り越える技術と経験があります。

 

 

ワーホリに行きたいと思っている方、

これまでの自分の職歴を棚卸してみてください。

意外と役立つスキルと経験があるってこと、あり得ますよ。

そして仕事ができるだけの英語力を養うことをお忘れなく。