留学の目的は人それぞれです。
ですが、大きく別けて、”将来のキャリア”か”研究”が目的だと思います。
趣味や罰ゲームで留学に行った人なんて聞いたことありません。
前回書いた、永住権を目的にする人もいますが、
その後のことを考えると、キャリアにつながらないともったいないことです。
研究が目的の人達は、それぞれが持つ興味を突き詰めていくので、
ある程度のレベルになると、国や都市、大学名などは最優先事項ではなく、
自分の研究分野で如何に秀でているか、とか、
自分が師事したい先生(研究者)がいるかになると思います。
そして恐らく人数的には圧倒的に多くなるのではないかと思われる、
”将来のキャリア”のために留学をする人達の中では、
”この勉強をすればこの職業に就けるかな”と思ってコースを探す人より、
”この仕事に就きたいから、この勉強をしなければならない”という人の方が、
目的も明確で、入学すべき学校もコースもすぐに決まります。
なかなかそんなに”この仕事に就きたい!”とまで明確な人は多くありませんが、
中にはものすごく明確で、特定しすぎな感じの人もいます。
私はたくさんの人の留学相談に乗りましたが、
中には面白いのが、”ハリウッドのメークアップアーティストになりたい”とか、
”空港で麻薬探知犬を連れて歩く仕事をしたい”とか、
”スポーツ選手の交渉代理人、エージェントになりたい”など。
かなり難しい問い合わせでした。
どの職業も、「あ~、それならここ行けばなれますよ」みたいなところはありません。
ハリウッド限定となった場合、卒業すればハリウッドで働ける保証がある学校なんてありません。
その仕事をしていって、実績を積み重ね、認められてハリウッドの仕事を請け負えるようになっていくものだと思います。
でも、その学生さんは、ある日ディズニーオンアイスを観に行かれ、
その次の日に私のところに来て、「ハリウッドやめてディズニーオンアイスのメイクアップアーティストになりたい。」と仰いました。
悪いことだとは言いませんが、観たものにすぐ影響を受けてしまうタイプです。
まずはハリウッドとかディズニーとかの条件を置いておいて、
メイクアップアーティストになる勉強から始めることをお勧めしたのですが、
どうしても冠の方を優先されたようです。
キラキラと輝いている場所で活躍している人たちは、
一朝一夕でそこにいるわけではありません。
留学したからといって、すぐに最前線に立てるわけではありません。
積み重ねが大切であり、目標に向かって一歩ずつ進んでいくことが必要ですね。