前回、留学して初めて観た映画の話を書きました。
今回は、留学も終えて、その国で働きながら暮らしていた時のことです。
その街では国際映画祭が開催され、毎年その時期になると、
あちこちの映画館でいろいろな国の映画が上映されます。
日本の映画も毎年何本か上映されました。
その頃は今のようにNetflixなど便利なものがないですから、
海外でいつでも簡単に日本の映画は観られません。
こういう機会は私にとって、とても貴重でした。
ある年、”トキワ壮の青春”を観ました。
何がいいって、日本の映画に英語の字幕がつくんですよ。新鮮。
そして日本語の映画を観ながら英語の字幕を読んでいて、
思わぬメリットを感じました。
日本語だから、集中しなくても、頑張らなくても、
聞こえてくるセリフが自然に頭に入ってきます。
だから英語の字幕を読むことをちょっと意識できます。
すると、「この日本語の言い回しを英語にすると、こうなるのかぁ」
という新しい発見がありました。
映画の中でモックンが
「じゃ、行きます。」と言ってその場を離れるシーンがありました。
英語の字幕は
「I'm off」
と出てきました。
もちろん他にもいろんな言い方もありますよ。
I'm going とか I got to goとか。
これだけが正解ではありませんが、
その時の自分はまだ使ったことがない表現でした。
そして思わず、”いい感じ~”って思いました。
それ以来、そういうシチュエーションでは、こう言います。
結構自然な感じで、自分では何となく慣れた感が感じられて気に入ってます。
その後、日本に帰ってきてから、英語についての話になった時、
この表現のことを説明したら、
「それいい感じ~」と言って、結構好意的に受け止められ、
「私もそれ使う~」なんて言う人もいました。
辞書を使って日本語を英訳した時、いくつか違う単語が出てくると、
どの単語がそのシチュエーションに最適なのか、分からない時もあります。
映画だと、前後関係が分かって、プロが自然な表現に英訳してくださっているので、
一番しっくりくる表現なんだと思います。
日本の映画を英語字幕で観る。私はお勧めです。