一般的な話として、日本人は読み書きに強く、聞く話すが弱いと言われます。

これまで私が書いてきたことは、聞くことと発音のことについて書くことが多めかなと思います。

そこで今日はリーディング、読みについて私の経験を書こうと思います。

 

 

正直申しまして、私は好きではありません。

1回読むだけで理解して頭に入るってことは少なめです。

何回か読み返さないとよく分かりません。

日本語の文章でも1回じゃなくて何回か読まないと分からない時もありますが。。。

 

 

中学高校の頃って、英語は好きだし、成績も悪くはないし、

自分ではちょっとできてる方だと思っていました。

高校受験の時に、長文読解の問題がありました。

その文章を読んで、なんだかちょっと面白い話だったから、

試験中にこっそり「クスッ」と笑ってしまいました。

入試の時であってもそれくらいの余裕があったという記憶があり、

自分は結構英語得意だ、長文読解だってへっちゃら、と思ってました。

 

 

でも社会に出ると、授業やテストに出てくる程度の文量ではないことも多々あります。

英語学校で使うテキストの長文は、ひとつひとつはそれほど長くありません。

でもそれが1日ずっと続くと読み疲れします。

そのうち読んでも読んでも頭に入ってこなくなりました。

 

 

高校を卒業してから10年くらいしての留学ですから、

中学高校で何が得意とか苦手とか、もうそんな意識は薄れていました。

ただ何となく、読み書きは特に問題ないだろうと無意識に思う程度です。

 

 

留学して数か月の頃、ちょっとスランプというか、

伸び悩みというか、ちょっと英語を受け付けなくなった時期がありました。

苦手な先生の言うことが聞き取れない、分からない。

何となく分かっているのに、脳みそが受け付けなくなった時がありました。

あんまりにも分からなく、辛くて辛くて、トイレで号泣したこともありました。

 

 

その時はもう聞く・話す、だけではなく、読み書きもダメですよ。

自分の英語力はダメだ~って自己嫌悪に陥る訳ですよ。

 

 

そんな暗黒期を少し過ごすのですが、

毎日学校行かなきゃいけないですし、授業は進みます。

どうすればいいんだろう?って思う日々を過ごしていたある日、

辛くて授業後に思わずトイレに駆け込んで号泣した後、

一人で近くの広場に行って、外の風に当たっていました。

 

 

するとそこに、見ず知らずの男性がやって来て隣に座るんです。

そして見ず知らずの私に「どうかしたのか?」って話しかけてくるんです。

若干英語アレルギーになっている私に知らない人から英語で話しかけてくるなんて、

そんなのやめてくれよ~って腹の中では思ってる訳ですよ。

でも無視も出来ないから、頑張って英語で

「英語が分からなくて辛いんだよ。」答えました。

 

 

その人と話が進みます。

私:「あなたは何しに来てるの?」

その人:「旅行で来てるんだよ。」

私:「どこから来たの?」

その人:「〇〇からだ」

私:「え!〇〇って、つい先日自然災害で大変だったんじゃないの?」

その人:「ああ、俺の家も壊れたよ。」

私「え?そんな状況で海外旅行に来てるの?大丈夫なの?」

その人:「そうだな、まあ大丈夫だ。」

 

 

その人は、自分の家が自然災害で壊れてしまったような様子は全く感じられず、

そんな悲壮感はかけらも見られないのです。

その人の姿を見ていたら、自分が英語分からなくて困っているなんて、

ちっぽけな悩みだな。。。と思ったのです。

 

 

今も尚、常日頃からつくづく思うのですが、

世の中いろんな人がいるな~と思います。

私なら自然災害で家がなくなったのに、海外旅行へ行けないと思います。

でも行けるなら行ってもいいですよね。

生きてるだけで丸儲けですよね。

 

 

この一瞬の出会いは天からの贈り物だったのでしょうか。

そこからまた英語の勉強に取り組めるようになりました。

その足でそのまま図書館に行って勉強したんです。

 

 

そこでやっとリーディングの話。

通ってた学校の先生や、知り合いのホストマザーが教えてくれたのが、

最初から長文や難しい本を読むことはない、

最初は絵本を読めばいい。ということでした。

 

 

そして行った図書館で、早速絵本を手に取ってみました。

すると、絵本なのに分からない単語がいっぱい。

辞書を引きまくりですよ。

1ページに数行しかない文章で、シンプルなストーリーで、

こんなにも辞書を使わないと読めないのか!というのが最初の感想でした。

 

 

でもとにかく、はじめっからハードルを上げないで、

何なら知ってる物語の絵本でいいので、簡単な文章を読みましょう。

 

 

そしてもうひとつは、自分の好きな分野の本を読むのがいいと先生に言われました。

私はバイクレースが好きなので、バイク雑誌を買って読んでいました。

写真から記事の内容が想像できるので、それを読むのは良かったです。

先生も「そうそう、それがいい」って言ってくれました。

でもまだその時はちょっと落ち込み中だったので、

「それでも難しくてよく分からないです」って言ってました。

とは言え、興味のないジャンルの本を読むよりはいいと思います。

 

 

留学を終えて、留学の事業を起業したのですが、

その頃は語学学校時代よりはできるようになってますが、

まだまだできるフリをしてる部分がいっぱいある時でした。

そんな時に英語ネイティブの友人が

「この本面白いからあげる」って言って、私にくれたんです。

”Rich Dad Poor Dad"という本でした。

日本でも翻訳版がそこそこ売れた本だと思います。

でもまだ翻訳版が売られる前だったと思います。

少なくとも見たことはなかった時です。

 

 

その本を英語で読んで、素直に”面白い!”って思いました。

当時一緒に留学事業をしていた仲間に話すと、

「英語の本を読んで笑えるっていう感覚が俺にはまだない」

と言うので、

「違う違う、笑える面白いじゃなくて、興味深い面白いって意味だ」

って言ったんです。

英語のコメディーが笑えるのは、英語力だけの問題ではないので、ちょっと別です。

「FunnyじゃなくてInterestingね」って理解してくれました。

英語なのに面白くて吸い込まれるように読み進められました。

もちろん日本語の本を読むよりは随分時間かかりましたよ。念のため。

 

 

何が面白いと思うかは人それぞれですから、

どの本が良いとか、そういうことは言いません。

でも今はネットの普及で、英語の記事など簡単にアクセスできます。

自分の好きな分野の英語の記事をスマホで読むのでいいと思います。

大きな図書館に行けば、英語の絵本もちょっとくらい置いてるところもあると思います。

まずは簡単な本、好きな内容の本を読んでみてください。

 

 

あとは、私は難しかったですが、分からない単語があっても、

そこで止まって単語を調べるのではなく、

分からないまま読み進めて、全体像を理解しましょう。

単語ひとつひとつに立ち止まっていたら、全体の話が分からなくなります。

分かる人は構いません。私は分からなくなります。

だから、ちょっとくらい知らない単語が出てきても、

読み続けて何の話か全体が理解できたらOKです。

キリのいいところまで読んでから、気になる単語を調べましょう。

 

 

自分はリーディングはあんまり得意じゃないという方、

簡単なところから始めましょう。

いきなり難しいところに挑戦して挫折するより、

ちょっとずつできるようになる、小さな成功体験を積みましょう。