Pizzeria e trattoria da ISA ピッツェリア エ トラットリア ダ イーサ
に行って参りました。
さすがの人気店…と言えば、まあそれはそういう事なんでしょうけど…
とにかく、全く楽しめない、くつろげない空間でした。
確かにPIZZAは美味しかったです。窯は相当こだわっているはず。
生地は噛むと他のお店にはない、独特な甘み、香ばしさのような香りが口に広がります。
でも、だから?という印象。
ただ時間に追われ、印象は「ラーメン屋」
「ピザ職人世界チャンプのPIZZA食べろ。食べたら帰れ」的な?
"食事"という時間、空間を楽しんでもらおうというサービス的な気持ちは全く感じられないお店でした。
サービスする、来てくれた人に楽しんでもらうという気がないのならデリバリーだけにすれば?と思うほど。
下記は山本尚徳氏のプロフィールページ抜粋
ナポリの名店『イル ピッツァイオーロ デル プレジデンテ』で修行し、2007、2008、2009年と、ナポリで行われる世界ピッツァ選手権で3年連続優勝。確かな腕と人柄で、各方面の注目を集める若手No.1ピッツァ職人。著名人、芸能人との交流も多い。
2010年、待望の自らの店をオープン。明るく、親しみやすい人柄そのままに、リーズナブルで、誰もが気軽にくつろげる暖かいお店は、まるでナポリの下町にあるピッツェリアそのものです。
なるほど…
「著名人、芸能人との交流も多い」とわざわざ書かれている通り、お店には壁に著名人・芸能人との写真、TV出演時の写真などが額に入れられたくさん飾られていました。
個人的にそういうのが好きではないので、私がサムイ、イタイと思ってしまったポイントでもあります。
時間は映画館のように1時間40分ごとの入れ替え制。
お客様が帰って空いたテーブルがあっても時間まで通さず、せーの!で入れ替え。
本当に落ち着かない…。
そして、時間ばかりが気になって、ワインを楽しむどころでもないし、食事も常に追い立てられるようにこちらが時間を気にしながら食事をしなければなりません。
完全に消化不良... お腹がいっぱいになりました。はい、それで終わり!
ようするに、私が思う"食事"というものは出来ないお店でしたね。
ホールの方々も、テーブル数にしてはやたら多い!のに"サービス"は別にしていない。
料理を運ぶ。ドリンク、前菜を作る…という人達。
なのにあの人数は、ある意味すごい。というかホールの人が多すぎてそれもさらにゴチャゴチャさを醸し出す。
PIZZA以外は、その値段を出してまで食べる必要があるような前菜や料理もなし…。
いやはや…本当に「PIZZA食って帰れ」でした。




追い立てられるようにお店を出て、もう我慢できなくてすぐ横のBarに飛び込みました!
そしてやっと一息…。コーヒーを飲んでからゆっくりDrinkを飲みました。
一緒に行ったのは、イタリアンレストランに勤めていた頃一緒に働いていた方。
Barで話をしながら、「いや、実はあれが"本場"であって、自分達が知っているのはあくまでも、日本にあるイタリアンでしかないのかもよ」と。
要するに、私達が言っている"楽しい""サービス"はあくまでも日本目線であって、あれこそが本場のイタリア食堂を再現しているのかも??
"サービス"や"食事をする空間"に関しては、あそこが"本場"なのかも??なんて話をして「そうかもね~!私達実際イタリアではやったことないもんね。"本場"を知らないんだ」でおさめました。
うーん…
「明るく、親しみやすい人柄そのままに、リーズナブルで、誰もが気軽にくつろげる暖かいお店は、まるでナポリの下町にあるピッツェリアそのものです。」
とは程遠い感じでしたけど…
PIZZA以外のあのメニューであの値段ではリーゾナブルさは全く感じられなかったですし、くつろがせる気は全く感じられませんでしたので。
まあ、PIZZAの美味しさをプラスしても、リピートは絶対にないですね。
あの味とは違っても、美味しいPIZZAで、「食事を楽しめる」お店は他にたくさんありますから。
とにかく、あまりの落ち着かない食事で消化不良を起こし、翌日までお腹の調子が悪かったのもたぶんもう一度行く気にはならない要因です

疲れが残るだけの食事もここ最近は経験してなかった…
その日一番美味しく感じたのは、飛び込んだBarで飲んだカクテルかも(笑)

あ、PIZZAは確かに美味しかったですよ