26日の帰宅後。

早速、棒つき飴の自作に取り掛かる。

自作と言っても、飴につまようじを刺すだけの作業。

フォークをガスレンジであぶり、飴に刺すと熱で溶けるので、

そこに先端をカット(危ないので念のため)したつまようじを刺す。

こんな感じ。(カフェオレ味も作ってみた。)

 

27日の日曜日。

13時過ぎに病院に到着。

 

ちょうど棒つき飴の話をした看護師さんがケア中だったので、自作した話をすると

ケア後、母に舐めてもらうことに。

母へ声をかけ口元へ黒みつ飴を出すと舌を出して舐めた。

少し味わうような感じのあと、「おかわり」と言わんばかりに口をあけた。

入院前に舐めていた味を思い出してくれたのか、

舌を動かし味わってくれたようだった。

 

14時過ぎ。

口をパクパク何か言っている。

左手で何度か払うような仕草をする。

母には何か見えているのだろうか。

以前新聞で、”死の間際、患者の元に亡くなった家族や友人など大切な人が現れる『お迎え現象』といわれるもの。”というのを読んだことがある。

これもそうかもしれない。

手で払うということは、まだ生きたいと思ってくれているということだろうか。

ここ数日、傾眠ぎみだった母が、ずっと目を覚ましている。

目を閉じないように頑張っているようにも見えた。

 

その後、看護師さんが体位交換をした後、カフェオレ味の飴を試してみる。

これも味わってくれたようだ。

コーヒーを飲んだ時のことを思い出してくれたらうれしい。

 

経管栄養の管からは血のようなものが出ている。

(尿で排泄できないものが腹水により上がってきた様。)

尿の量も減っており、色も濃い。

何度か口をパクパクさせていたが、聞き取れなかった。

帰るとき声をかけたが、反応が薄い。

心配しつつ帰宅。