リアム・コール
MIT(マサチューセッツ工科大学)で天文物理学を学ぶ大学院生。自身が開発した宇宙監視システムで小惑星が地球に激突することを知り、テック業界のスーパースター、ダリウス・タンズに助けを求めたことがきっかけで彼の計画に参加することになる。
ダリウスの講演会で知り合った恋人ジリアンを愛しているが、人類を救うためにボストンを離れ、ダリウスのいるワシントンへ引っ越すという苦渋の決断をする。後に、夢の動力とされるEMドライブを完成させる。
ダリウス・タンズ
21世紀最大の起業家であり、時代の最先端を行くカリスマ科学者。自身が創業者であるタンズ社の成功で巨万の富を得る。地球絶滅規模の隕石落下説を唱えていた矢先にリアムから助けを求められ、地球の危機を知ることになる。
政府の小惑星衝突回避計画が失敗することを予見し、政府に協力しながらも自身が考える火星移住計画を密かに進めていく。ハリスとは15年来の友人だが、信用はしていない。
自身が作った世界最速のコンピューターに最愛の女性「テス」の名前をつけている。
グレース・バロウズ
国防総省の報道官。上司である副長官のハリスと交際中。政府の打ち出した小惑星衝突回避案が多くの犠牲者を出すことに賛同できず、ダリウスの計画を支持する。ハリスのことを愛しているが、必然的に彼を裏切る立場に追い込まれ、苦悩する。名門大学進学を間近に控えた娘・ゾーイと2人で暮らしている。父親は元CIA。
ハリス・エドワーズ
国防総省副長官。元軍人。以前から地球に小惑星が迫ることを知っており、密かに小惑星衝突を回避する〈サムソン計画〉を進めていた。いかなるときも官僚としての立場を優先し、ルールを遵守する。グレースに対しても嘘をつくことを厭わない。
ダリウスとは中央軍にいた頃から15年来の付き合いだが、小惑星衝突回避案については意見が合わない。政府に反抗的な思想を持つディランという息子がいる。
ジリアン・ヘイズ
SF小説「シャドー・サイド」を自費出版したばかりの駆け出しのSF作家。MITで行われたダリウスの講演会でリアムと出会い、愛し合うようになる。真実を何も知らないままダリウスに招かれてタンズ社を訪れ、火星に移住する160人を選ぶメンバーに加わることに。
アイザック・アシモフやロバート・A・ハインラインの影響を受ける。祖父は有名なSF作家のアンドレ・バルトークだが、好感を抱いていない様子。
アマンダ・ニール
キャピトル・アイズ社の記者。野心家で、特ダネを掴もうとリアムに近づく。“アトラス”に関わったと思われる国防総省の職員が不審死を遂げたことをきっかけに、グレースやダリウスの周囲を探り始め、“アトラス”の正体を突き止めようとする。ダリウスに取材をした直後、車にはねられて入院。上司からネタを追うことを止められる。
世界的なハッカー集団〈レジスト〉から送られてきた写真をもとに“アトラス計画”について調べ、真相に辿り着く。
マルコム・クロフト
MITの天文物理学教授。リアムとダリウスの師でもある。小惑星の衝突を知ったリアムが最初に相談した人物だが、その直後、正体不明の連中の襲撃を受けて逃亡。後にリアムと合流し、EMドライブを完成させるためダリウスのチームに加わる。
後に、ロシアのスパイだったことが判明。リアムを利用してタンズ社に潜入、アメリカ政府の動きを探って計画を邪魔していた。EMドライブ完成後、試作機と研究資料と共にロシアに渡ろうとするが、リアムに撃たれる。死んだと思われていたが、後に生きていたことが判明。
ウォルター・カーナハン
国防総省の職員。人工衛星の管理室に勤め、最高機密を扱っていた。ロケットエンジン実験失敗の証拠映像をグレースと一緒に見た後、謎の死を遂げる。
後に、世界的ハッカー集団〈レジスト〉の創立メンバーだったことが判明。
ストラウス博士
政府の〈サムソン計画〉に参加する科学者。重力トラクターを打ち上げるロケットが失敗したことで作戦を変更、イオ探査機を小惑星に衝突させて軌道を変える代替案を提案する。
ディラン・エドワーズ
ハリスの息子。政府に反抗的な思想を持ち、仲間とデモを行っている。ハリスを父親として認めていない。
後に世界的ハッカー集団〈レジスト〉のメンバーであることが判明。〈レジスト〉の創立メンバーだったウォルターの死の真相を突き止めるため、アマンダとリアムに協力を求める。
ゾーイ・バロウズ
グレースの娘。名門大学進学が決まっているが、社会奉仕プログラムでケニアに行くことを望んでいる。母・グレースとハリスの交際を喜ぶものの、グレースが重大な秘密を抱えているらしいことに薄々気づき不安を感じている。グレースに内緒でハリスの息子・ディランと会い、〈レジスト〉の仕事を手伝うことを決意する。
クレア・レイバーン
大統領上級顧問。かつてハリスと関係を持ち、ハリスが離婚する原因を作った。当初はダリウスの重力トラクター計画に期待していたが、EMドライブの失敗で態度を翻す。今でもハリスを愛しており、個人的感情からグレースにきつく当たる。
ランダル・カルフーン
国防総省長官。ロシアに対して強硬な姿勢を取る。ダリウスを信用せず、タンズ社との提携を打ち切ろうとする。後にベネットと繋がっていたことが判明するが、グレースを襲った疑いをかけられて更迭される。
モンロー・ベネット
クーデターの主謀者で〈アトラス計画〉を企てた張本人。マッケンジー大統領を毒殺(のちに生きていたことが判明)し、大統領の座を引き継いだ。クレアと繋がっており、ロシアを攻撃するために〈サムソン計画〉を利用しようとする。マッケンジーが大統領の座に復帰すると同時にハリスによって拘束されるが、逃亡する。
ポーリーン・マッケンジー
合衆国大統領。病気と噂されていたが、実はベネットと共謀するクレアに毒(水銀)を仕込まれていた。ダリウスとグレースから〈アトラス計画〉の存在を知らされ、政府内の反逆者を一掃しようとするが、テレビ演説の途中で死亡。後に生きていたことが判明する。
ラズロ
タンズ社の警備主任。ダリウスが少年時代から付き合っている古い友人で、最も信頼できる人物。妹のテスはかつてダリウスの恋人で、最愛の女性だった。イオ探査機をハッキングした犯人がクロフト教授だと最初に気づき、クロフトに殺される。
テレサ(テス)・ピーターソン
ラズロの妹。企業弁護士。かつてダリウスと愛し合っていたが、ニコラスによって引き裂かれる。ラズロの死後、ラズロが保有していたタンズ社の株を相続し、役員となる。ダリウスが不正会計を疑われた際、監査を引き受ける。夫とは別居中。
ニコラス・タンズ
イギリスに住むダリウスの叔父。強欲で偏屈な人物。ダリウスの父がイギリスを離れアメリカに移住した後、ダリウスを引き取りMITを卒業するまで学費を支援した。ダリウスが事業を興す際、恋人のテスと別れることを条件に資金援助した。
隕石をコレクションしており、ダリウスたちが隕石(に含まれる結晶体)を盗んだことに激怒し、報復を企てる。
かつてダリウスの母を愛し求婚したが、ダリウスの父に邪魔をされたという過去があり、今も根に持っている。
〜ドラマ専門用語〜
アトラス計画
政府が秘密裏に進めていた小惑星回避計画。
小惑星〈サムソン〉が地球に衝突することを避けるため、重力トラクターを使って小惑星の軌道を変えようとしたが、ロケットエンジンの燃焼実験が失敗し断念。
ダリウスはEMドライブ(電磁推進システム)を造ることができれば重力トラクターの打ち上げは可能だと提案し、リアムとクロフトの協力を得てEMドライブを完成させた。
サムソン計画
「隕石落下」という自然現象を装ったアメリカ政府の兵器開発計画。
隕石にタンズ社の誘導システムを埋め込み(無断で使用)、ロシアを狙って攻撃した。
2013年2月15日9時20分26秒に、ロシア・ウラル地方のチェリャビンスク州付近で発生した隕石の落下(実際に起きた天文現象)を指している。
重力トラクター
〈サムソン計画〉により政府が小惑星を回避させるために打ち上げた装置。
重力で引き寄せることで小惑星の軌道に影響を与える。
ロケットエンジンの燃焼実験が失敗した後、リアムが開発したEMドライブを搭載して打ち上げられたが、〈レジスト〉のハッキングにより制御不能に陥る。
その後、小惑星の中心部が鉄で構成されており、重力トラクターの力では小惑星の軌道をそらすことができないと判明する。
火星移住計画
ダリウスが以前から個人的に進めていた計画。
救命艇〈サルベーション〉(通称「箱船」)に選ばれた人々だけを乗せて火星へ移住させるというもの。
火星に移住する160人は、ジリアンを中心とするメンバーにより厳選された。
レジスト
正体不明の国際的ハッカー集団。リーダーは〈ネロ〉。
ハリスの息子・ディランが所属し、後にディランと恋仲になったグレースの娘・ゾーイも加わる。
ディランはベネットが大統領に就任した際、軍の襲撃に遭い死亡している。
ダリウスを脅迫してタンズ社が開発したAI〈テス〉を手に入れ、ロシアの核ミサイルをハッキングした。




















