坂本龍馬(野球、ラグビー、映画、筋肉)ブログ -149ページ目

坂本龍馬(野球、ラグビー、映画、筋肉)ブログ

メインテーマは野球、ラグビーを中心としたスポーツと映画です。

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ラグビー日本代表は、ワールドカップ日本大会の開幕戦でロシア代表と対戦し、30対10で勝利しました。まずは最初の感想、滅茶苦茶面白かったです爆笑
前半の拮抗した試合展開に、おかしいぞ!と思いました。確かにロシア代表のパワーと体格は見事でしたし、ロシアは日本代表をよく研究していましたが。ハンドリングもそれほど上手いとはいえず、スピードもない相手に対して、日本代表はこんなもんじゃないのになーと思っていました。開幕戦の緊張感や照明の強さを利用したロシアのキック戦術にはやられましが、それにしてもらしくないなーと。

日本代表が徐々に落ち着きを取り戻し、ブレイクダウン(接点でのボール争奪戦)で上回り、力差が如実に出たのが後半、特にスピード、ボールを常に動かし続けるラグビーにロシア代表は対応できていませんでした。日本特有の複雑なサインプレイ、オプションはなく、シンプルな攻撃でもロシア相手には十分でした。

また試合終盤は、フィットネス=体力の差がモロに出て、練習量と勤勉さの違いは明らかで、まだだ元気な日本代表に対して、ロシア代表は足が止まっていました。エディジャパンから根付いているハードワーク、ジャパンウェイはまだまだ生き続けているということです。早朝から1日3部とか4部の狂ったようなきつい練習をし、やり続けられるのは世界の中でも日本代表だけらしいですから。正に超人達の集団である日本代表の際立った強みですね。
少し心配なのが、フィジカル(筋力、パワー)が強い相手だったとはいえ、ロシア相手に試合前半スクラムを思ったように押せていなかったことです。ワールドカップの為に突き詰めてきたとのことですから、どこまで修正できるか......それに前半のミスは、際どい試合になるであろうアイルランド、スコットランド相手には命取りですね。

正直もっと差がつくと思っていました。実際に、ボールを持って前進した距離では、日本代表はロシア代表を圧倒していたそうです。初の自国開催......スタンドの大観衆だけでなく、日本中、世界中が見ている中で様々なプレッシャーはあったでしょう。代表から溢れた選手達(前回代表でもあり日本の中心選手だった立川や山田ら)の分も背負っていました。そんな厳しく苦しい中での勝ち点5は素晴らしい結果です!

とにかくラグビーワールドカップ、すごく面白いですね。次の試合にも、日本代表の常人離れした超人達のパフォーマンスを楽しみたいと思います。

元トップリーガーであり、日本代表経験もある藤井淳氏によると、日本代表はらしくないミスが続き大苦戦、厳しい状況中での勝ち点5は大きいとコメントしています。
西陵商高時代に全国大会に出場、明治大ではSHとして活躍。東芝ブレイブルーパスでは強気のリードで活躍。2012年にはエディー・ジョーンズHCにより日本代表に選ばれ、6キャップを獲得し。2019年に現役引退。

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以下、藤井氏のコメントです。

先制トライを奪われ、ミスが続いた前半

――前半開始直後からキックオフのキャッチミスや、FBトゥポウの落球でトライを奪われるなどミスが続きました。

 今の日本代表にとって「らしくない」ミスが目立ちました。キャッチのミスは風があったかもしれませんし、普段のラグビートップリーグはナイターが少なく、秩父宮ラグビー場も照明の光は抑え目なので、ワールドカップ基準の明るさに慣れていないという面もあったかもしれません。最初のキックオフのキャッチミスも、その後のトゥポウ選手のキャッチミスも同じ角度だったので。

 また、日本開催というのは誰も経験したことがないうえに、あれだけの観客にウォーミングアップから見られることもないので、動きが硬くなるのも致し方なかったと思います。

裏へのキックを使ったことで外にできたスペース
チームとして厳しい状況が続いていただけに松島幸太朗の活躍は大きかった

チームとして厳しい状況が続いていただけに松島幸太朗の活躍は大きかった。


――序盤は苦しみながらも前半に2トライを奪いました。

 ロシアを分析した結果だと思いますが、攻撃方向の切り替えも多く、相手バックスリー(WTB、FBの3人)が上がり気味だったので裏を狙うキックも増えました。その時点ではなかなかトライに結びつきませんでしたが、キックを警戒した相手バックスリーが下がったことで外にスペースができて、シンプルに外へ回すことでトライを取ることができました。ロシアは攻撃もそうですが、近場のプレーが得意なチームなので、外に広がるディフェンスに慣れていない印象を受けました。

――うまくいかない時間帯が多かったのはSH流大、SO田村優には難しい状況だったでしょうか?

 チームとして緊張していて思い通りのプレーができない時は、相手がセットプレーを望んでいたとしても、自陣からはタッチキックでゲームを切ることも必要だったと思います。
 試合前のプランをやり切ることも大事ですが、すべてが思い通りにいくのなら全試合に勝てるわけで、絶対に想定外の部分が出てきます。流選手、田村選手にとっては難しい試合でしたが、もっとチームを落ち着かせてほしかったと思います。彼らはもっとできる選手なので。

松島のトライにつながった田中のキック
途中出場の田中史朗(中央)、トンプソン ルーク(右)らの存在がチームを落ち着かせた

途中出場の田中史朗(中央)、トンプソン ルーク(右)らの存在がチームを落ち着かせた。


――後半7分にFLラブスカフニが相手ボールを奪ってトライしたのはビッグプレーでした。

 時間帯的にも大きかったですね。相手が抱えているボールにタックルするやいなや、右腕を差し込んで下から引き抜くように奪いました。ラブスカフニ選手は体の強さがありますし、あのタックルのようにスキルもあります。その能力が一番良い形で発揮されました。
 昔は日本では低くタックルすることが良しとされてきましたが、今は低いタックルだけだと相手に読まれて、オフロードパスでボールをつながれてしまいます。今回のラブスカフニ選手のように上半身にタックルしたり、ボールのプロテクトが甘い時はそのまま奪うスキルが必要になってきますね。

――苦しい展開が続く中でLOトンプソン、SH田中らベテランも活躍しました。

 リザーブの選手のプレーは本当に素晴らしかったです。彼らの働きは首脳陣の期待以上だったのではないでしょうか。
 ベテランのトンプソン選手(38歳)と田中選手(34歳)の存在が周りを落ち着かせているように感じました。特に後半29分の松島(幸太朗)選手のトライにつながった田中選手のキックは素晴らしかった。彼をリザーブに置けるというのが、今の日本代表の層の厚さだと思います。
 PR中島イシレリ選手と具智元選手もアタックとディフェンス、そしてスクラムと力強さを出していましたし、SO松田(力也)選手はもともとランが良くて体の強さもありますが、今日は持ち味の強気なプレーで良い流れをつくりました。
 また、FB山中(亮平)選手は終盤に自陣からロングキックでしっかりゲームを切って、ロシアに流れを渡しませんでした。山中選手の左足でのキックの正確性と飛距離は前半のチームに必要だったと思いますし、今後の日本代表にとって大きな武器になりそうな気がしました。

難しい初戦で勝ち点5は素晴らしい結果
重圧のかかる試合でも素晴らしいプレーを見せた堀江翔太

重圧のかかる試合でも素晴らしいプレーを見せた堀江翔太


――次戦のアイルランド戦に向けてどこを改善すれば良いでしょうか?

 絶対に改善しなくてはいけないのはアタックのブレイクダウン(タックル後のボール争奪戦)です。
 ボールを持っている選手への寄りが遅かったり、密集戦の1対1で負けてしまったり、サポートするためについていた選手が行き過ぎてしまって2人目としての仕事ができなかったりと精度が非常に悪かったです。

 今日は自国開催の開幕戦という特別な試合で、選手たちの表情を見るといつも以上に高ぶっているように感じました。そうした状況では体力的に早くバテてしまうのですが、次戦のアイルランド相手に今日の出来では勝つことはできません。
 普段からブレイクダウンの練習はしっかりしていると思うので、アイルランド戦までに改善してほしいと思います。

――選手にとっても自国開催の開幕戦は難しかったようですね。

 選手たちも重圧がかかることは想定していたと思いますが、慣れない環境でいつもの力を出すのは難しかったと思います。それでも、後半から入った田中選手たちが良かったですし、苦しい前半はHO堀江(翔太)選手が冷静にチームをまとめました。彼のような選手がいると、チームは救われますね。

 前回大会ではイングランド代表が決勝トーナメントに出られずに終わりましたし、開催国にはプレッシャーがかかります。その中で勝利と4トライのボーナスポイントで勝ち点5を取ることができたのは素晴らしいこと。この経験を生かして、アイルランド戦は思い切って戦ってほしいと思います。
(取材・文:安実剛士/スポーツナビ)

ラグビーワールドカップ日本大会オープニングセレモニーです。

因みに前回イングランド大会の開幕セレモニーは以下です。オリンピックと同じく、開催国の特色が出ますね。

 
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