明けましておめでとうございます。本日ラグビー全国大学学選手権ファイナルステージ 準決勝が行われました。
準決勝第1試合
早稲田対帝京
【試合経緯、途中所感】
前半早稲田風上を選択。FWの良い動きで王者帝京を揺さぶる。7分早稲田に攻め込まれた帝京の反則により、早稲田PG。3対0。早稲田先制。15分帝京反則後によるPK後、早稲田ラインアウトをしっかり取り、モールを押し込んでサイドにトライ。ゴール。10対0。20分早稲田FW・BK一体となり攻めるが、帝京よく防御、早稲田パス回しのテンポが遅いか。25分帝京FWが力押しで攻め込む早稲田続けざまに反則。30分帝京スクラムで圧力かけ、モール、ラックを押し込みトライ。ゴール。10対7。早稲田FW少し疲れている感じ。35分日本代表の帝京SO中村突進。その後、帝京攻めるが、早稲田もよく防御して前半終了。前半、エリアマネジメントは風上を活かし早稲田がやや有利。ボールキープ率は帝京優位。また早稲田は、帝京FWの圧力もあったが、反則が多いのとチャンスでラインアウトを取れなかった事が、チャンスの割に点が取れなかった要因。前半の風上を活かせず。
後半2分、帝京BKに展開。ゲイン。2次攻撃でトライ。ゴール。10対14。帝京逆転。後半4分帝京自陣からBKに展開。有効なパントキックで一気に早稲田陣へ。後半7分帝京FW・BK一体となり攻め込む。帝京はFWという強みを活かしながら、BKに展開。しかも外側勝負を頻繁に仕掛けてくる。後半8分帝京PG。10対17。直後のキックオフ後帝京自陣からまわす。大きくゲイン。後半14分早稲田反撃し、帝京陣に攻め込むが、早稲田のミスで帝京ターンオーバー。パントキックによるカウンターで一気に早稲田ゴール前まで。ボール支配率は相変わらず帝京が優位。後半エリアは帝京が風上を活かしたパントキックでやや有利。しかしながら帝京はボールキープと早稲田高速BK陣のカウンターを避けるため、キックを多用せず。。後半15分早稲田反則後の帝京ラインアウトモールから、トライ。ゴール。10対24。後半19分早稲田ラインアウトからBK展開。しかし帝京よく防御。後半21分帝京反則から早稲田攻めるが、なかなか前に進めない。途中帝京インターセプトあり。早稲田BKのパスの精度・スピードが今一つ。後半22分帝京インターセプト後、攻め込みトライ。ゴール。10対31。この頃から早稲田はFWの集散が遅くなってくる。早稲田の足が止まってきたか。後半25分帝京自陣からBKに展開。大きくゲイン。早稲田タックルが甘くなる。後半27分帝京巨漢のイラウア突進。トライ。ゴール。10対38。後半30分帝京自陣からBKに展開。大きくゲイン。早稲田FW歩いている。反対に元気な帝京FW。後半34分過ぎ早稲田陣まで、帝京FW・BK一体となり攻め込む。後半38分早稲田反撃し、攻め込むが、パスミス。再度、帝京反則から、早稲田攻めるがパスミス。早稲田パスの精度が低く、スピードが無いため攻撃が続かず、折角の個人技を活かせない。後半39分帝京反則から早稲田攻め込むがゴール前あと少しのところで、スローフォワード。ノーサイド。
【所感】
帝京のラグビーはFW戦に固執せず、能力の高いBKを有効に使っていて、進化していると思いました。一方早稲田はFW戦、接点の攻防、セットプレイ共に健闘し、防御も悪くありませんでしたが、帝京BKにランとキックで頻繁にビッグゲインされたのが痛かったです。また攻撃面では、得意のワイド+連続攻撃が機能し、高速BKの走力と個人技を活かすには、パススピード・精度、高いハンドリング技術が必要ですが、早稲田BKにはそれが不足していました。全体的には、個人の各種技量・力量・フィジカル・フィットネスのトータルは帝京>早稲田で、もし早稲田が勝つとしたら、局面を打開するBKの個人技と勝負強さだと思っていましたが、やはりパス技術の不足が影響したのだと思います。
準決勝第2試合
東海対筑波
【試合経過、途中所感】
前半6分筑波8番突進し、FWが押し込みトライ。0対5。筑波BKのパス回しの速さ(ハンドリングの速さ、パススピード)、精度は惚れ惚れするほど素晴らしい。芸術的。東海も強いFWを活かし、BKに積極的に展開しゲイン。13分東海BK展開から、真ん中を突破しトライ。ゴール。7対5。33分東海BKキックパスからトライ。14対5。40分東海スクラムマイボールから内側にスペースをつくりBK展開の後FWが押し込みトライ21対5。注目の接点攻防とボールキープ率は互角だったが、東海が風上を活かしたエリアマネジメントでリード。
後半陣地取りのため、筑波東海、パントキック合戦あり。筑波はいつも通り速いパス回しでBKに展開するが、それ以上に東海もBKに積極的にまわしBKのゲインが目立つ。一進一退の攻防後(やや筑波押し気味)、東海反則後10分筑波PG。21対8。後半15分筑波猛攻、得意の連続攻撃。東海防御も良いが、パス回し、FW集散、サポート全て速い。16分筑波トライ、ゴール。21対15。徐々に流れは筑波に。後半23分筑波怒濤の連続攻撃から、最後はBK外側にまわしトライ。21対20。東海の粘り強い防御に攻撃寸断されても、筑波は個人技で打開。28分筑波攻め込みPG。21対23。筑波16点差にあせらず、ついに逆転。30分一進一体の攻防後、筑波が有効なキックで大きくゲイン。筑波がゴール前まで攻め込む。32分筑波パスミス後の東海カウンターから反撃し、繋いで一気に筑波ゴール前まで進む。筑波よく守るがトライ。ゴール。26対23。東海は筑波にいきかけた流れを取り戻す。それでも筑波はあきらめない。35分筑波、オフサイドラインぎりぎりのチャージで、東海のパントキックをチャージ後、速いサポートでトライ26対28。後半36分から分東海攻め込む。モールつくりボールキープ。後半39分東海ボールラックから筑波ターンオーバー。東海反則後、筑波外に蹴り出し、ノーサイド。
【所感】
両チームの持ち味が存分に発揮された好試合で、東海FWの運動量、スピードと、FW・BK一体となったラグビーは予想以上でした。紙一重の勝負でしたが、筑波の勝因は、看板の高速BKにミスが少なく、勝負強かったことだと思います。東海は接点の攻防、セットプレイを含めたFW戦で圧倒できませんでしたが、 BKの展開力で健闘していました。