第85回選抜高校野球大会 決勝結果及び大会所感(関東一対横浜戦に思う事等【高校野球74】 | 坂本龍馬(野球、ラグビー、映画、筋肉)ブログ

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【第12日(決勝)】

       1 2 3 4 5 6 7 8 9  計  H
光星学院 0 0 2 0 1 0 0 0 0  3  12
大阪桐蔭 2 0 3 0 0 0 1 1 X  7  13

昨秋はクリーンアップの桐蔭・小池は不調でスタメンを外れていたが、4番田端の故障で、2回戦より急遽代役4番を打つも前の試合までは振るわなかった。その小池が目覚めて、先制2点本塁打(更にその後の打席も2安打)。凄いあたりだった。本来打力は田端に次ぐと言われ打撃機技術には定評がある選手。こういう選手がスタメンを外れながら、代役で大仕事をやってのけるところが桐蔭の凄さだ。また前日まで田端のいない打線を引っ張ってきた森(1番捕手)、笠松(6番三塁)は無安打だったが、2人以外で13安打。桐蔭は正に全員が主役になれるチーム。だが光星打線も、キーマンの田村(3番田村)、北條(4番遊撃)に加え、今大会大事なところで打っている2年の武田(5番・一塁)らが鋭いあたりを飛ばし、桐蔭の剛腕・藤浪に襲いかかる。特に田村は藤浪の直球を狙い3安打、北條はスライダーを狙い2安打2打点。桐蔭の勝因は序盤苦しんだ藤浪が、5回までに9安打され毎回のように走者を背負いながらも3点に抑えたこと。また光星の好投手・城間に対して桐蔭打線が常に先手を取リ続けたことにより、藤浪が大量失点を防ぐ投球に割り切れた事も大きかった。150K直球を打ち返す光星打線も力を発揮したが、最後は桐蔭が総合力で押し切ったといえるだろう。


【大会を終えての所感】

 大阪桐蔭は個々の選手が飛び抜けていて、横綱が額面通りの力を発揮したというところでしょうか。
 中でも優勝投手・藤浪の投球は、試合の動画や録画を見直してみると、改めてすごいなあと感じざるを得ませんでした。彼は、1998年松坂投手、2004年ダルビッシュ投手とも遜色無いのではないでしょうか。変化球や細かい制球はともかくとして、直球だけなら彼らの高校時代より上ではないかと思いました。
 そして150Kを超す直球を打ち返していた、九州学院、浦和学院、光星学院の打線は他チームと比較しても桐蔭打線と同様抜けているかと。春のこの時期に常時150K台を投げる投手がいて、それをはじき返すチーム。10年以上前なら140K台なら十分速くて、直球だけでも押しきれたことを考えれば、高校野球のレベルも上がっているのだと思います。
 前評判の高かった天理、神村学園、鳴門を機動力で圧倒した健大高崎は、大阪桐蔭バッテリーにその機動力を封じられましたが、印象に残るチームでした。
 今年の選抜大会は、夏の選手権大会に見られるような力と力の対決が見られて、面白かったと思います。但し、守備の巧拙が勝敗を分けた試合も数多くあり、実際、守備がしっかりしているチームが勝ち上がっていました。
 良い試合が多かった大会だと思いつつ、未だに心に引っ掛かるのは横浜対関東一戦の、本塁空過と誤審疑惑です。巷に出回るYouTubeのスロー動画では踏んでいるようにも見えた一方、捕手、球審共に本塁通過時点をしっかり確認しているように見えました。関東一の捕手は、ズルをしてまで勝ちたいと思わないでしょうから、駄目元ではなく正当なアピールプレーだったのだと思います。審判の判定も多分あっているのでしょう。しかし!あれ程綺麗に決まったセーフティースクイズ、横浜に1点あげたかったなと、踏んだ踏まないは微妙だとしてもそれ位良いじゃないかと・・・。本塁にはスライディングしておけば良かったことですが・・・。そういう観点で見れば、序盤にあった横浜・投手へのボークの判定も微妙でしたが、ボークの判定も仕方がないとは思いました。
 渡辺監督の抗議は野球人として良くないとは思いましたが、よくよく考えてみれば、本塁空過の判定をされ最も傷ついているであろう当該選手の気持ちを、少しでも和らげるという意味では、指選手を預かる導者としては立派な行為だったとも受け取れます。自分が矢面に立つことで選手を守れるわけですから・・・。とにかく横浜には、もう一度本塁を踏みに甲子園に戻ってきて欲しいですね。
 いずれにせよ、夏の選手権に向けて大阪桐蔭は全国の多くのチームの目標となったわけですが、夏には更にパワーアップしてとんでもないチームになる気がします。その他個人的には、愛工大名電、光星学院、九州学院、浦和学院、横浜、健大高崎、花巻東は夏にまた見てみたいチームで、更に選抜に出場していない帝京、習志野、九州国際大附属、智弁和歌山、報徳学園、沖縄尚学あたりが出てくることを期待します。