恋に仕事にと全てに一生懸命な女性！前に進む勇気、元気、パワーを貰える〜恋とニュースのつくり方

“only my job, it's not my full life” （ただの仕事よ。人生のすべてじゃない」）

キャリアウーマンでありテレビプロデューサーの主人公女性の名言です。

仕事熱心な女性TVプロデューサーが、さまざまな困難に見舞われながら恋に仕事に奮闘するサクセスストーリー“恋とニュースのつくり方”、王道ストーリーですが、前に進む勇気、元気、パワーをもらえ、主人公から励まされてる感覚になる映画についてです。

〜作品情報〜

【作品概要】

ベッキー（レイチェル・マクアダムス）は、ニュー・ジャージーのローカルテレビ局をクビになる。

ベッキーは落ち込んでいたが、面接に行ったニューヨークのテレビ局のプロデューサーに採用された。だがベッキーの担当は、局に見放された超低視聴率の情報番組“デイブレイク”。

ベッキーは番組立て直しのために、メインキャスターの交代を計画。彼女は、テレビ業界を目指すきっかけとなった憧れのキャスターであり、ピューリッツァー賞やエミー賞を始め、数々の栄誉ある賞を受賞していたが局と衝突して報道番組を降板していたがキャスター、マイク・ポメロイ（ハリソン・フォード）にキャスター就任を依頼。報道一筋のマイクは、朝の情報番組への出演を拒否していたが、ベッキーは局とマイクの契約を利用し強引に出演に承諾させる。

これを契機にベッキーは局内で注目の存在となり、またかつてマイクの番組を担当していたプロデューサーであり局内の女性社員の憧れの存在でもあるアダム（パトリック・ウィルソン）からデートの誘いを受け、恋に仕事に新たな第一歩を踏み出す。

ところが、プライドの高いマイクは数少ないニュース報道以外の仕事はすべて拒否。パートナーのキャスターで元ミスコン女王のコリーン（ダイアン・キートン）とはケンカばかりで、本番中にも平然とコリーンを無視して、全く笑顔を見せない。

番組の雰囲気は最悪となり、スクープも他の局に抜かれて続け、視聴率は下がる一方のところに、上司のジェリー（ジェフ・ゴールドブラム）から、6週間以内に視聴率を上げなければ番組は打ち切りだと宣告されてしまう。

デート中も仕事の事で頭が一杯のため、アダムとの関係も険悪に。トラブルとプレッシャーに追い詰められた彼女はいくつかのあるアイデアを思いつき、それらをきっかけに全ての事態が好転し始め、キーマンでもあるマイクにも変化が・・・。“デイブレイク”の視聴率も急カーブを描いていく・・・。

【基礎情報】

原題：Morning Glory
監督：ロジャー・ミッシェル（「ノッティングヒルの恋人」）
製作：J・J・エイブラムス（「ミッション・インポッシブルⅢ、Ⅳ」）、ブライアン・バーグ
キャスト：
レイチェル・マクアダムス（「きみに読む物語」「きみがぼくをみつけた日」「消されたヘッドラインニュース」）、ハリソン・フォード（「インディ・ジョーンズ」シリーズ）、ダイアン・キートン（「恋愛適齢期」）、パトリック・ウィルソン（「オペラ座の怪人」）、ジェフ・ゴールドブラム（「ジュラシック・パーク」）、50セント
配給：パラマウント
（2010年アメリカ 107分）

〜所感〜

米国テレビ業界を描いた映画として他には、

『アンカーウーマン』(96年)、

『ブロードキャスト・ニュース』（88年）

が有名ですが、王道のサクセスストーリーという点は3作品共通で、いずれも元気がもらえる作品です。その中でも“恋とのニュースのつくり方”は、他2作品よりラブコメ色が強く、随所に笑える場面があります。

レイチェル・マクアダムスの演技の特徴でもある一生懸命ではっちゃきな姿は魅力的で、何よりも可愛かったですね。また偏屈な役を演じた御大ハリソン・フォードの演技はさすがでしたし、レイチェルとの掛け合いと変わっていく関係性は見所です。『プラダを来た悪魔』で描かれたカリスマ女性編集長と部下である主人公の対決との違いを比較すると面白いと思います。