東海大相模高校【高校野球39】 | 坂本龍馬(野球、ラグビー、映画、筋肉)ブログ

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第83回選抜高校野球大会で優勝した東海大相模高校。優勝するに至るいくつかのポイントを挙げたいと思います。

(1)走塁に関する意識の徹底と野球ルールに関する知識の深さ
相手のスキを見逃さず、積極的に一つでも前の塁を狙うという野球が徹底されていました。また走者が(特に2塁にいる時に)相手バッテリーをよく揺さぶっているように感じました。更に野球脳のレベルが高くルールに熟知していて、考えた走塁も多かったと思います。例としては、

①初戦関西戦、3塁走者が3本間に挟まれた際、3塁直前まで到達していた2塁走者が瞬時に状況を判断し両方の走者が生きることを考えて2塁に戻ろうとした動き。
②2回戦履正社戦、2塁走者に三遊間への打球が当たりボールが方向を変え、戸惑い動きを止める履正社守備陣だったが、2塁走者は猛然と本塁まで駆け抜けホームインしたプレイ。

(2)走塁技術
ベースランニングの速さと盗塁技術は相当レベルが高く卓越していました。このベースランニングの速さ(脚力だけでなく、膨らみの少ない走塁)は対戦相手の内外野のミスを誘っていたと思います。

※(1)(2)に関連してですが、走塁技術と走塁における瞬時の判断については、かのマリナーズ・イチロー選手でさえ、「野球のプレーの中で最も難しい。」と昔語っていた記憶があります。相模の走塁はコーチャーの技術も含めて非常によく訓練されていて、ここ数年全国で上位進出したチームと比較してもずば抜ぬけて高いレベルだったと思います。

(3)対戦相手投手の研究とそれによる打者の狙い球の徹底、積極的な打撃、大胆な攻撃
対戦相手の投手をよく研究し、どの球種・コースのストライクを狙っていくかが徹底されていました。また、各打者、速いカウントから積極的にバットをよく振っていました。更に個々の場面で、送りバント・盗塁・エンドラン・強攻等、相手投手、守備位置、点差、カウント等の状況を考えた攻撃の選択は大胆だったと思います。

(4)打者の振りの速さとレベルスイングの徹底
本塁打を含めた長打もありましたが、特に目立ったのはライナー性の速い打球とセンター返し。とにかく振りが鋭かったと思います。

(5)複数投手陣の安定感と主戦・近藤の復調
主戦の近藤投手が故障上がりだったことから、初戦の先発から決勝まで複数の投手が登板。主戦以外の投手も十分過ぎる程の安定感ある投球内容で活躍し、主戦の近藤投手も最後まで元気一杯に投げていたと思います。その近藤投手、直球と変化球いずれも凄い球があるわけではありませんでしたが、直球を見せ球に変化球でカウントを稼ぐ等、安定感のある制球力を背景に、対戦相手の狙い球を逆に利用し(例えば、直球狙いの相手に対して、直球を際どいボール球にする等)巧くかわしていたと思います。やはり投手はコントロールです。

(6)高い守備レベルと守備位置
内外野の守備レベルが高かったのはともかくとして、対戦相手の良い当りが難なく捕球されている場面がよく見られました。これは守備位置を対戦相手、打者毎に変えていたんだと思いますが、よく対戦相手を研究していた成果だと思います。


 私が神奈川に住んでいるからというわけではなく、仮に相模が他県代表でも上記内容と同じ事を感じていたと思います。
 余談ですが、私は神奈川代表だからという理由で応援することは通例ありません(野球としては楽しみますし、高校野球全体として応援はします)。もし特定の高校を応援する際は出身地の埼玉からの出場校で、今大会の場合、埼玉から出場の“浦和学院”であり、今回の浦和学院には相当期待していました。初戦で鹿児島実業に敗退したわけですが、上記を整理してみると改めて埼玉代表と神奈川代表の野球の質を感じてしまいます。