両チームの特徴として今季勝ち残りの原動力となった、両チームの激しいタックル及び精緻な組織防御による防御力の高さと、巧さと激しさを兼ね備えたブレイクダウンワークが挙げられます。そのような中で各々チームの決勝のポイントとしは以下になります。
帝京の今季キーワードは“スローテンポ”。今季はBKへの展開ラグビーも模索しましたが、大学選手権以降FWを全面に押し出し徹底的にFWに拘るスタイルに戻し調子を上げてきました。今季大学チームでは随一と言われるモール・スクラムを武器に密集付近から圧力をかけ続ける事により早稲田ペナルティからのセットプレー及びフィットネスレベルが高い早稲田FWの消耗を狙いにくるでしょう。また早稲田BKにコンタクトしていき密集戦に巻き込むことにより、早稲田アタック力の減少も狙ってくるでしょう。それには球出しを遅くすることやボールキープの時間を長くすることを徹底し、“テリトリー(陣地支配率)”“ポゼッション(ボールキープ率)”をどれだけ高くできるかがポイントです。
対して早稲田の今季キーワードは“スピード”。早い球出し、クイックスタート、アンストラクチャな状況からの積極的なカウンター、FWの集散とサポートの速さ、オフロードパスや反則・ミスをしない事によるボールの継続、防御スピードを徹底することにより、“スピード”を意識したラグビーに拘ります。速い試合展開にすることで、今季大学チームでは随一と言われるBK、SH榎本のパススキルとスピード、SO山中のキック・パスワークと自らのラン、CTB2人の突破力・決定力と激しいタックル、バックスリーの少ない好機をモノにする決定力とカウンターからの攻撃力、等を最大限活かすラグビーができるかどうか、それに“テリトリー”“ポゼッション”で不利になりそうな状況で、どれだけ我慢しペナルティを取られず粘り強い防御ができるどうかがポイントです。
大学選手権決勝 国立競技場 早稲田大学対帝京大学 1月9日(日)14:00~
【帝京大学メンバー】
1 吉田康平 (184/106/21) 3年 京都成章
2 森太志 (174/102/22) 4年 仙台育英
3 西村尚記 (177/115/21) 3年 京都成章
4 菅原貴広 (182/101/22) 4年 多摩工業
5 ティモシー・ボンド (196/107/21)3年 クライストチャーチボーイズ(NZ)
6 ヘンドリック・ツイ (188/110/23)2年 セントアンドリュース(NZ)
7 吉田光治郎 (177/87/22)4年 啓光学園
8 柴田一昂 (176/90/22) 4年 長崎南山
9 滑川剛人 (166/65/20) 3年 桐蔭学園
10 森田佳寿 (172/83/21) 3年 御所工業
11 富永浩史 (172/80/22) 4年 高鍋
12 南橋直哉 (175/85/21) 3年 伏見工業
13 黒川勝平 (175/77/22) 4年 長崎南山
14 鬼海雄次 (166/71/22) 4年 長崎北陽台
15 竹田宜純 (181/87/19) 1年 御所実業
FW平均体重:102.3キロ
主将:吉田光治郎
日本A代表:ティモシー・ボンド
【早稲田大学メンバー】
1 上田竜太郎 (182/108/20)2年 東福岡
2 伊藤平一郎 (174/102/20)2年 大分舞鶴
3 垣永真之介 (180/109/19)1年 東福岡
4 岩井哲史 (181/95/22) 4年 桐蔭学園
5 中田英里 (193/108/22) 4年 成蹊
6 中村拓樹 (170/75/22) 4年 啓光学園
7 山下昂大 (180/95/20) 3年 東福岡
8 有田隆平 (176/96/21) 4年 東福岡
9 榎本光祐 (170/70/22) 4年 大分舞鶴
10 山中亮平 (187/95/22) 4年 東海大仰星
11 中濱寛造 (176/85/22) 4年 大阪工大
12 坂井克行 (172/88/22) 4年 四日市農芸
13 村田大志 (180/83/22) 4年 長崎北陽台
14 中靍隆彰 (176/74/20) 2年 西南学院
15 井口剛志 (180/84/21) 3年 伏見工
FW平均体重:98.5キロ
主将:有田隆平
日本A代表:中田英里、山中亮平

早稲田 村田のタックル

早稲田 坂井のタックル