以前もご紹介しましたが、私の通う病院には患者教室と
いうクラスがあって、そこで
・抗がん剤治療による副作用とどうつきあうか?
・リンパ浮腫予防の為のリンパマッサージの仕方
なんかを教えてもらっています。
100均で売ってるモコモコ腹巻でつくるケア帽子作りを
教わったのも患者教室。
この間の患者教室では、ずらり30個以上のウィッグを
並べて好きなだけ試着して良いという素敵な企画が
ありました
教室はクイズからスタート。
「ここにあるウィッグのうち、1番安いものは4、000円。
1番高いものは38万円のものです。さて、みなさんは
どれが38万円のウィッグだと思いますか?」
う~ん、どれだろ~
参加者のそれぞれ、あれだろうとか、これだろうとか
って一番高いと思うウィッグを選ぶのですが、これが
なかなか当たらない。
私が選んだものは、4万円の人工毛×機械植えのもの。
二つ目に高そうだと思って選んだものは、6,000円
ぽっきりのものだったそうです・・・
私の審美眼のなさはさておき、その場にいた患者さん
誰ひとりとして38万円の人毛×手植えウィッグを当てる
ことはできませんでした。
教室で学んだことのポイントは、
①人工毛と人毛、MIX(人工毛&人毛)で艶感やクセの
出方が異なること
②機械植えと手植えで生え際やつむじの処理、風合い
が異なること
だけれども!!!
③ぱっと見た感じの印象に限るならば、値段ではないんだ
ってこと
でした。
何でもいいという訳ではもちろんないけれども、「高いか」
「安いか」とは別の次元で自分に合うものを探すことが
大切なんだって思いました。
クイズのあとは、会場のサンプルウィッグを好きなだけ
かぶって良いということで、みんなでいろんなウィッグを
かぶりっこ大会
私もその中の5つほどのウィッグを試しました。
患者教室に参加する前は、
高いものであれば間違いないかな?
とか
人毛で手植えのものなら自然だろう。
とかって思ってたけど、試した結果、ヅラ選びでは実は
もっと身近で些細なところに「自然に見せる為の」大事な
ポイントがあるなと思いました。
◆実は結構大切だと思ったヅラ選びのポイント
【形より色】
・全体的な形も大切だけど、色が少し異なるだけで印象が
だいぶ変わってくる。地毛の時の髪色に近い色を選ぶ
だけで自然さが増す。色に対するこだわりをもつべし。
・できるだけ現品の色が直接見れるところでウィッグを選ぶ。
【後ろ髪より前髪】
・全体的な髪の長さより、前髪の印象が全体に与える
インパクト大。
・前髪パッツンだった人は、前髪パッツンのヅラを選ぶ。
前髪を横に流す髪型だった人は、前髪を横に流すヅラ
を選ぶ。それだけで自然度アップ。
【自分の目より他人の目】
・自分が自然だと思うものと、他人から見て自然だと思う
ヅラは異なる(患者教室に参加した人が口を揃えて言っ
ていた感想)。
・率直な意見を言ってくれる友達や家族を連れてヅラ選び
を進める。
抗がん剤治療(AC)を始めて早くも6週間。
頭は、いい具合に落ち武者ってます
ウィッグ生活にもそろそろ慣れなくちゃいけない頃なので
すが、かくいう私は実はまだかぶり慣れずに苦戦中
ウィッグだけだと落ち着かなくて、ついついその上に帽子
かぶっちゃうんですよね~。
復職まであと1か月半。
それまでに何とかしなくちゃ~