吐き気でどうにかなっちまうじゃないか?
と恐れていたAC療法(抗がん剤治療)がとうとう初日を迎えました。
手術の日も恐怖心はあったけど、どちらかというとお胸を失うっていう
精神的喪失感が大きかったので、痛みや気持ち悪さっていう物理的な
苦しさに対する免疫は・・・まだありません
午前中に病院に行って、まずは採血。
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血液検査の結果が出るのを待って、次は腫瘍内科の先生と面談です。
ちなみに、どうでもいいけど若くて美人な女の先生です。
丁寧な説明で、AC療法(抗がん剤治療)に対する最終的な不安や疑
問を解消してくださった後、血液検査の結果を見て、抗がん剤治療が
できる状態にあるかを診断してくださいます。
先生との確認ポイントは、次の項目:
・WBC(白血球)
・Hgb(ヘモグロビン)
・PLAT(血小板)
問題なく抗がん剤治療が受けられそうだということで、お次は、
処方されるお薬の説明。その数、なんと11種分っ
最初、その数を聞いただけでおったまげましたが、説明を聞いて納得。
必ず服用する薬はそのうちの3種の吐き気どめのみで、あとの薬は
副作用の状況を見ながら適宜服用するものだそうです。
吐き気の強い時に追加する吐き気どめや、高熱が出た時の抗生剤、
便秘薬、口内炎用軟膏などなど。
先生のお話では、このところ吐き気どめの薬がすごく進化していて
以前に比べると治療がだいぶ楽になっているとのこと。
これは朗報です
最後に、美人先生から「外来化学療法ホットライン」のカードをいただき
ました。
恐怖におののく患者にとって、なんとありがたいハカライ
このカードをお守りのごとく大切にします と心に誓ってお部屋を出ます。
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続いて向かった先は院内の薬剤部。
抗がん剤投与の前に服用する吐き気どめ「イメンド」を受け取って、
その場で服用します。
これがウワサの進化した吐き気どめ
※すみません 写真は80mgですが、抗がん剤治療当日に飲む
イエンドは125mgのものです。
この「イメンド」が出現してから、抗がん剤で強い吐き気を訴える患者さん
の数が激減したとか、しないとか。
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抗がん剤の点滴時間までまだ2時間ほど時間があったので、今度は
お昼ご飯です
抗がん剤投与後は、気持ち悪くてしばらく食べれないかもしれない!
なんて勝手な心配をして、院内のレストランで山盛り食べました
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そして、遂にきた抗がん剤デビューの時
まずはベッドに横になって・・・
次に先生が点滴の針を刺して・・・
看護師さんが点滴をスタート!!!
あとは横になって、点滴が終わるのを待つのみです
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1時間ほどして全ての点滴が終了しました。
んっ?
なんかとっても普通ですぞっ
気持ち悪くもないし、フラフラもしないし、どこを切り取っても至って日常
どおりで、違和感を感じるところがありません。
タクシーで帰ろうと思ってたけれど、電車で普通に帰宅できてしまうくらい
で、東京駅で駅中ショッピングを楽しんでしまう余裕までありました。
夕食もばっちり食べれたし、幸先の良いスタートです