温存か全摘か? | 36歳シングルOL。乳がんになりました。

36歳シングルOL。乳がんになりました。

恋愛や仕事の悩みは尽きないけれど、健康にだけは根拠のない自信を持っていた私。突然の乳がん告知に狼狽しまくり。でも、決めた。「あんな出来事があったからこそ素敵な人生になったな」と思えるように生きてこう。

【2018年8月】42歳!!! ひー!!!

 なおです。
私が乳がんの最終的な告知を受けたのは2012年8月31日。

でも、自分の中では既に確信めいた想いがあったので、8月中旬からはネット
や本から毎日のように情報収集を続けてきました。

中でも、自分的最大のテーマは「温存か?」「全摘か?」という乳がんの手術
方法に関して

恐らく単語自体の響きの問題もあるのだけど、そこにあったはずのものが
跡形もなく無くなってしまう「全摘」には恐怖心が先立ちます。

一方で、自分のシコリちゃんの位置を考えると、例え温存できたとしても、
大きな形状の変化は免れない訳で、それはそれで目にする度に辛い思い
をするかもなと。

いろいろ調べて、自分なりに見出した二つの選択肢。それは「全摘」だけれ
ども次のような術式です。

 皮下乳腺全摘術
乳腺を横に切って乳腺全体を切除し、皮膚、乳頭、乳輪を残す術式。
要するに乳房の中身だけとってしまい、外の皮は残しましょうというもの。
自分の皮膚、乳頭、乳輪が残るだけでも、再建の時の気分が違うのかな
と考えました。

鏡視下乳房手術
内視鏡を用いて乳房を手術するもの。手術のためにできる創は、内視鏡の
挿入口である脇の下と乳輪の縁の2カ所のみ。皮膚、乳頭、乳輪を残し、
非常に小さな傷から手術を行うもの。ただし、シコリの位置や大きさを選ぶ
術式なので、選ぼうと思っても必ずしも適用できない。

基本的なコンセプトは、「皮膚、乳頭、乳輪を残して、中身だけを入れ替え
よう」。これなら温存できなかったとしても、気持ちが折れない。そんな風に
思って、自分の勉強内容にしばし満足して過ごしました