本日は面白い報道がありましたので記事に致します。

東京大学、国立大初の大学債発行へという事で、こちら

 

 

大学というと基金がありますが、国立大というのは私立大に比べ

(例えば慶応大なんかと比べ)

いまいち基金が浸透しておりません。

 

ただし、世界に目を向けてみると

 

 

アメリカのハーバード大学は、寄付金が年間約8億円集まると言われております。

なんと総額4兆円という資金を使い、設備投資を行ったり、または株式で運用し

資産を築いています。

またイギリスのケンブリッジ大学は約800億円の60年償還の債権を発行しています。

さらには同じくオックスフォード大学では約1000億円の100年といった超長期債を発行しております。

 

一方日本の大学では法令により投資対象が限られています。

投資をするのであれば相当に利益が見込める付属病院や学生寮といったものに限定され研究開発やその他施設は候補にありませんでした。

 

 

それが今年の6月に法令の一部改正に伴い、大学債の発行の条件が緩和され

東京大学が国立大初のモデルとなる形で大学債を来月10月にも発行するとの事です。

 

東大は大学債発行に力を入れているらしく、来月に約200億円の40年債。

さらに10年のスパンで1000億円目指しているとの事。

 

 

さらには既に日本格付研究所(JCR)よりAAAも取得済みとの事です。

 

このAAAというのは同じ格付け会社でいうと、日本政策金融公庫や

NTTドコモ、または東京地下鉄と同等の等級という事になります。

 

大学債で集めた資金で、研究開発費であったり今でいうところのリモート設備等に

投資をしていくとの見解を示しています。

 

基金がなかなか浸透しない中、国の助成金もしくは学生からの学費といった方法でしか資金調達ができない中、東大をはじめ、その他の国立大も大学債発行に続くのでしょうか。

 

債権といえば、いずれは償還しないといけないのが基本です。

ですので、集めた資金をしっかり増やさないといけません。

そう考えた時に研究開発費に当てる事を考えるとなかなか冒険は出来ず、

固い研究にしか投資が出来ない懸念があります。

また格付け会社により称号が与えられるという事で、例えば東大はAAA、その他大学はBBBといった様に、ランク付けされてしまうと大学自体のブランド力、価値の

低下に繋がってしまう懸念も予想されます。

 

とはいえ、投資家から見たら今まで債権といえば国債、公社債、外国債といったところで大学債となると選択肢が増え面白い投資先になりそうです。

 

大学債。是非参考にしていただければと思います。