新年 あけましておめでとうございます。
皆様におかれましては、良い年賀をお迎えのことと思います。
さて、いよいよ2007年がスタート致しました。
今年が、どういった年になるか、干支から見た私なりの解釈をご説明します。
今年は、干支で『丁亥(ていがい・ひのとい)』の年です。
丁(ひのと)は、前年の丙(ひのえ)が陽気盛んに明るくなっていくことを受けて、
徐々に陽気が定着してゆくことを表していると言えます。
さらに、来年は戊(つちのえ)という植物の絶頂を表す年となるわけですが、
まさにその基盤をつくってゆく、大変重要な時期を表しているのではないでしょうか。
また、丁は釘の象形文字であり、
物事を差し止めておくと言う意味で「安定している」という意味を持っています。
前述の通り、植物が隆盛に向かう前の安定期を表現しているといえます。
亥(い)は、閡(門がまえに亥)の簡易文字で「とざす」という意味があります。
植物の生命力が、種子の内奥に充填され閉じ込められた状態と言えます。
これらから、2007年「丁亥」の年を、私なりに解釈すると
変化の多かった昨年の経験を踏まえ、来年以降の果実を得るために、
じっくりと実力を蓄え、礎を築く年であると言えます。
長い年月の末に、あまり目立つ年では無いとしても、
大きな飛躍の基盤を築いた、非常に重要な年であると予測されるのです。
さて、今年のNHK大河ドラマは「風林火山」が放映されます。
これは、井上靖の「風林火山」を原作として制作されたものです。
この小説では、足が悪く・片目をつぶした風体異様な山本勘助が主役となります。
戦略思考を持って、戦国時代に彩を与えた武田信玄の軍師となった山本の生き様が
大河ドラマで、どのように描かれるか?
戦略的異彩のみならず、人間性を切りとってもらえるものと期待したいところです。