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北朝鮮元工作員2人 国際手配

大阪の原敕晁さんが拉致された事件で、警察庁は27日、北朝鮮のシン・グァンス元工作員(76)と、現在、韓国にいるキム・キルウク元工作員(78)の2人を拉致容疑で国際手配しました。

2人は、26年前の昭和55年6月、原敕晁さん(当時43歳)を貿易会社の面接を装って宮崎市の海岸に誘い出し北朝鮮に拉致したとして、警視庁が今月24日に拉致容疑で逮捕状を取っていました。シン元工作員は、昭和60年に韓国でスパイ容疑で拘束されましたが、その後、恩赦で釈放され、平成12年に北朝鮮に戻っています。一方、キム元工作員は、シン元工作員の活動を手助けしていた「補助工作員」で、シン元工作員とともに拘束されましたが、恩赦で釈放され、現在、韓国のチェジュ島にいます。警察庁は、27日2人をICPO=国際刑事警察機構を通じて国際手配しました。シン元工作員は、地村さん夫妻の拉致事件で国際手配されているほか、横田めぐみさんの拉致にもかかわっていたとされることから、警察庁は、北朝鮮による日本人拉致の中心的な役割を果たしていたとみて、引き続き北朝鮮に身柄の引き渡しを求めています。
NHKニュース

早紀江さん 韓国の家族と面会

横田めぐみさんの母親の早紀江さんは、アメリカ議会の公聴会で証言に立つのを前に、同じく証言を行う韓国の家族らと面会し、日韓が連携して被害者の早期救出を訴えていこうと励まし合いました。

横田早紀江さんら拉致被害者の家族は、現地時間の26日、日本時間の26日夜、滞在先のワシントン市内のホテルで、1歳の時に父親を拉致されたという韓国の家族会代表のイ・ミイルさんらと面会しました。早紀江さんとイ・ミイルさんは、固く握手を交わしたあと、肉親が拉致された悲しみやこれまでの苦労を語り合いました。早紀江さんは、イ・ミイルさんらに被害者の救出を願うブルーリボンを手渡したり、めぐみさんとの思い出の写真を見せたりして、現地時間の27日にアメリカ議会で開かれる公聴会で、日韓の家族が連携して被害者の救出を訴えていこうと呼びかけました。横田早紀江さんは、「拉致という重大な問題を何十年もの長い間平然と隠し続けている国に対して、世界中が怒りの声を上げなければならないということを、日韓が同じ思いで訴えたい」と話していました。またイ・ミイルさんは、「家族を奪われた苦しみは、いくら月日がたっても忘れることなどできません。日韓の被害者全員が救出される日まで、日本と連携して頑張っていこうと思います。問題解決に向けて、北朝鮮に強い圧力をかけてくれるようアメリカ側に訴えたい」と話していました。
NHKニュース

米大統領 横田さんと面会調整

アメリカを訪問中の横田早紀江さんら拉致被害者の家族に、ブッシュ大統領が面会する方向で調整が進められていることが、アメリカ国防総省の高官から家族に伝えられました。ホワイトハウスの当局者によりますと、今のところ28日午前、日本時間の29日未明に大統領執務室で面会する方向で調整しているということです。

横田めぐみさんの母親の早紀江さんら拉致被害者の家族は、現地時間の26日午前、日本時間の26日夜、国防総省を訪れ、イングランド副長官ら国防総省の高官10人余りに面会しました。この中でイングランド副長官は、「ブッシュ大統領がお会いになるようで喜ばしいことだ」と述べ、拉致被害者の家族にブッシュ大統領が面会する方向で調整が進められていることを明らかにしたということです。またイングランド副長官は、「北朝鮮との闘いはたいへん困難だが、あなた方の活動に関心があり、引き続き協力していきたい」と述べたということです。面会の際、国防総省の高官らは、全員が被害者の早期救出を願うブルーリボンを胸につけていたということです。面会後横田早紀江さんは、「アメリカが拉致問題をどれだけ考えてくれているかがあらためてわかり、心を打たれました。何とか頑張ろうという思いを新たにしました」と話していました。ホワイトハウスの当局者によりますと、今のところブッシュ大統領は、横田早紀江さんら拉致被害者の家族と28日午前、日本時間の29日未明に大統領執務室で面会する方向で調整しているということです。
NHKニュース