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松本京子さん「拉致」断定 失踪時ハングルの不審物

 警察庁は17日、29年前に失踪した松本京子さんを、北朝鮮によって拉致された被害者と断定します。松本さんが最後に目撃された場所から約3キロ離れた海岸で、失踪と同じ時期、散歩中の住民が、ハングル文字で書かれた本など、北朝鮮工作員が残した可能性のある複数のものを目撃していたことが分かりました。

 目撃した住民:「白黒のハングル文字の本1点と、硬い材質で密封されたものの2つを見た。その時、確実に手に取りました。(Q.近くに穴が2つあった)海岸べり、波の近くに2つありました」
 不審なものを目撃したのは、米子市の60代の女性です。松本さんが失踪した1977年10月下旬に、この女性は、病気療養のため、海岸を散策していました。この際、ハングル文字で書かれた本と、硬いゴムのようなもので密閉された不審なものを海岸で見つけました。さらに、その近くには、人が入ることのできる穴が2つ掘られていたということです。
 目撃した住民:「見た瞬間に、ものすごい恐怖感でした。毎日毎日、今まで忘れたことありません」
 警察は、この女性から事情を聴くなどして、松本さんの失踪との関連を含め、裏づけ捜査を進めています。
ANN NEWS

松本さんとみられる女性と電話、と証言

 鳥取県で行方不明になった松本京子さんについて、北朝鮮と取り引きのある関係者が、4年前、北朝鮮にいる松本さんとみられる女性と電話で話したと、証言していることがわかりました。

 1977年、当時29歳で行方不明となった鳥取県米子市の松本京子さんについて、警察が関係者から事情を聴いたところ、4年前、北朝鮮と取り引きのある日本の会社の関係者が、北朝鮮の企業で働く「キョウコ」と名乗る通訳の女性と電話で話したという証言が寄せられていたことがわかりました。

 関係者が「松本さん?」と聞くと電話は切れ、その後、その女性は電話に出なくなったということです。女性は日本語を話していました。

 警察当局は、松本さんの北朝鮮での様子を知るうえで重要な手がかりになるとみて、調べを進めています。(17日11:22)
TBS News-i

拉致被害者家族 東京で集会

拉致問題の解決に向けてニューヨークの国連本部などを訪問してきた拉致被害者の家族らが、16日夜、東京で集会を開き、「北朝鮮を取り巻く国際社会の圧力が強まっている今が問題解決の正念場だ」と訴えました。

集会では、まず、拉致被害者の家族会副代表で田口八重子さんの兄の飯塚繁雄さんが、ニューヨーク訪問で国連本部を訪れたりアメリカのボルトン大使と面会したりした成果を報告しました。そのうえで、飯塚さんは「北朝鮮を取り巻く国際社会の圧力が強まっているこの機会を逃したら、また拉致問題はうやむやになってしまう。日本や各国は北朝鮮への制裁を緩めることなく、連携して問題解決にあたってほしい」と訴えました。続いて、増元るみ子さんの弟の照明さんは「国連の場で世界各国が、北朝鮮のやっていることはおかしいと非難決議を採択し続けることが大切だ」と話しました。拉致被害者の家族らは、来月、東京で北朝鮮に拉致された可能性が高いタイやレバノンなどの海外の被害者家族らを招いて国際会議を開き、国際社会に拉致問題の解決を訴えていくことにしています。
NHKニュース