日本側、拉致実行犯引渡しを要求 日朝協議2日目 | trycomp2のブログ
日朝包括並行協議は2日目の5日、北京市内のホテルで拉致問題について議論した。日本側は(1)生存している拉致被害者全員の帰国(2)真相の究明(3)北朝鮮の元工作員、辛光洙(シン・グァンス)容疑者らの引き渡しの3点を求めた。北朝鮮側は横田めぐみさんのものとして提出した遺骨を「別人」のものとした日本側のDNA鑑定に反論、協議は平行線をたどった。双方は拉致問題について協議を継続することは確認、北京滞在中に再び開く方向で調整する。
協議には、日本側から梅田邦夫・外務省アジア大洋州局参事官ら、北朝鮮側から金哲虎(キム・チョルホ)外務省アジア局副局長らが出席し、午前9時半(日本時間同10時半)に開始。休憩をはさんで午後9時(同10時)すぎまで計約9時間続けられた。
協議で梅田参事官は金副局長に「拉致問題の解決は国交正常化にとって非常に重要だ」と述べ、この問題が解決しない限り国交正常化の実現はないとする日本側の姿勢を改めて強調した。
一方、金副局長は協議後、記者団に「拉致解決への見解と立場にはまだ大きな差がある」と述べた。また「我々は横田めぐみさんの遺骨鑑定結果に対する我々の立場を話した」とも語り、日本側の主張に反論したことを明らかにした。
日本政府は協議で、拉致被害者の横田めぐみさんや有本恵子さんら11人の早期帰国と、拉致の経緯などの真相究明を求めた。
日本側が拉致の実行犯として身柄の引き渡しを要求しているのは、辛容疑者のほか、金世鎬(キム・セホ)、よど号ハイジャック犯でもある魚本(旧姓・安部)公博両容疑者。辛容疑者は地村保志さんと富貴恵さん夫妻、横田めぐみさんの拉致に関与した、との証言が得られている。金容疑者は久米裕さん、魚本容疑者は有本さんの拉致にそれぞれ関与した疑いがもたれている。
また、よど号ハイジャック犯の小西隆裕、若林盛亮、赤木志郎3容疑者の身柄も引き渡すよう要求。若林容疑者の妻(旧姓・黒田)佐喜子容疑者と、よど号グループの故田宮高麿元幹部の妻森順子容疑者についても、80年に欧州で失踪(しっそう)した石岡亨さんと松木薫さんの拉致の経緯を知っている可能性があるとして、引き渡しを求めた。
一方、蓮池薫さんの拉致事件に関与した疑いがある「朴(パク)」と名乗る北朝鮮工作員についても、協議で取り上げたとみられる。
日本側は、政府が認定した以外でも拉致の疑いが特に濃いとされる「特定失踪者」約40人の安否情報の提供を要求。また70年代にタイで起きたタイ人拉致事件でも、北朝鮮が関与した疑いがあるとして情報の提供を求める姿勢を見せていた。
日朝両政府は6日には国交正常化交渉、7日は安保問題を協議することで合意している。
日本側、拉致実行犯引渡しを要求 日朝協議2日目 (朝日新聞) - goo ニュース
