拉致切り離して核放棄を促す
北朝鮮を訪れていたニュージーランドのピーターズ外相は、17日、北京で記者会見し、北朝鮮に対し、日本人の拉致問題をめぐる交渉が進展するかどうかにかかわらず、核の放棄に向けた措置を着実に進めるよう促したことを明らかにしました。
ピーターズ外相は、今週、ピョンヤンを訪問し、北朝鮮ナンバーツーのキム・ヨンナム最高人民会議常任委員長やパク・ウィチュン外相と会談したあと、17日、北京で記者会見しました。この中で、ピーターズ外相は、日本人の拉致問題について、「非常に微妙な難しい問題だが、われわれは北朝鮮側に対し、核問題とは切り離して取り組むよう促した」と述べました。さらに、「北朝鮮が核を放棄することこそが最も重要で、ほかの問題が核問題の解決の妨げになってはならない」と述べて、日本人の拉致問題をめぐる交渉が進展するかどうかにかかわらず、核の放棄に向けた措置を着実に進めるよう、北朝鮮側に促したことを明らかにしました。これに対して、北朝鮮側は、核の放棄に向けてさらなる措置を取る用意があると表明したということです。北朝鮮の核問題をめぐっては、16日の日米首脳会談を受けて、ブッシュ大統領が拉致問題の進展を目指す日本政府の立場に支持を表明しましたが、北朝鮮が、核の放棄と引き換えに求めているテロ支援国家の指定解除にあたって、拉致問題をどこまで考慮に入れるかは明らかにしていません。
NHKニュース