金融制裁解除:「30日以内に解決」米首席代表
【北京・笠原敏彦】6カ国協議の米首席代表、ヒル国務次官補は13日の協議閉会後、記者団に対し、米国がマカオの銀行「バンコ・デルタ・アジア(BDA)」に科した金融措置をめぐる問題を「30日以内に解決する」と表明した。北朝鮮は同銀行の同国関連口座(計2400万ドル)の凍結解除を6カ国協議での核交渉の前提にしていた。マネーロンダリング(資金洗浄)など違法行為と無関係の合法的資金が返還されると見られる。
ヒル次官補は、問題解決の方針を中国など参加国に伝えたと説明し「我々にはこれ(問題解決)をいかに進めるか考えがある」と述べた。米財務省はBDAで凍結中の北朝鮮関連約50口座の調査を進めており、総額約2400万ドルの半分近くが違法行為とは無関係と判定される見通しだ。
協議筋によると、米国と北朝鮮は1月のベルリンでの直接会談で、北朝鮮が核放棄に向けた「初期段階措置」を受け入れることと米国が金融制裁問題で善処することを相互に確認していた。ヒル代表は北朝鮮がこの日、初期段階措置に合意したことを受けて、金融制裁問題の「解決」を表明したと見られる。
しかし、北朝鮮が金融制裁の全面解除を求めているのに対し、米国の措置は制裁の部分解除に止まる見通しだ。
毎日新聞 2007年2月13日 23時18分 (最終更新時間 2月14日 1時27分)
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