松木さん拉致立件へ 月内にも逮捕状 よど号犯妻2人 警視庁 | trycomp2のブログ

松木さん拉致立件へ 月内にも逮捕状 よど号犯妻2人 警視庁

 1980年に欧州で消息を絶った松木薫さん=失跡当時(26)=と石岡亨さん=同(22)=の拉致事件で、北朝鮮在住のよど号ハイジャック犯の妻2人が関与した疑いが強まったとして、警視庁公安部は10日、結婚目的誘拐容疑で2人を立件するため検察当局と協議を始めた。早ければ5月中にも逮捕状を請求、国際手配する。

 2人は故田宮高麿・元赤軍派幹部の妻森順子容疑者(53)と、若林盛亮容疑者(60)=よど号事件で国際手配=の妻若林(旧姓黒田)佐喜子容疑者(52)。妻2人は公安部が旅券法違反容疑で国際手配している。

 公安部は2002年、有本恵子さん=同(23)=拉致事件で、有本さんをデンマークから北朝鮮に連れ去ったとして結婚目的誘拐容疑で、よど号犯の魚本(旧姓安部)公博容疑者(59)を国際手配。松木さんと石岡さんの拉致事件にも、よど号グループが関与したとみて、欧州に捜査員を派遣するなど解明を進めてきた。

 調べでは森容疑者らは80年5月ごろ、スペイン・マドリードで松木さんと石岡さんを旅行に誘い、北朝鮮へ連れ去った疑いが持たれている。松木さんらが滞在したマドリードのホテルの宿泊記録に両容疑者の名前が残っており、バルセロナの動物園で石岡さんと両容疑者が並んで座っている写真も見つかっている。

 よど号グループは北朝鮮の「代を継いで革命を行う」との考えに従って行動し最終的に北朝鮮で女性と結婚させる計画があったとみられ、公安部は結婚目的誘拐容疑の適用が可能と判断した。

 森容疑者らは帰国の意思も示していたが、拉致事件の捜査の進展で、今後のよど号グループの行動にも影響が出そうだ。

 石岡さんは札幌市出身、松木さんは熊本県出身。北朝鮮は02年に訪朝した日本政府調査団に対し、石岡さんは有本さんと結婚して女児をもうけたが、88年にガス中毒で死亡と説明し、松木さんは96年に交通事故死したと伝えている。


=2007/05/11付 西日本新聞朝刊=

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