総連副議長を聴取 本部売買、資金流れ解明へ | trycomp2のブログ

総連副議長を聴取 本部売買、資金流れ解明へ

 在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部の土地・建物をめぐる仮装売買事件で、東京地検特捜部は20日、朝鮮総連ナンバー2の許宗萬(ホジョンマン)責任副議長(76)から任意で事情聴取したもようだ。許氏は中央本部の売買取引を主導し、取引仲介役の不動産会社元社長(73)に約4億8400万円の資金を提供していたことも判明。特捜部は、取引の経緯や総連側からの資金の流れなどについて事情を聴いたとみられる。

 関係者によると、朝鮮総連は、整理回収機構(RCC)から破綻(はたん)した在日朝鮮人系信用組合の不良債権の一部約627億円の返済を求められた訴訟で敗訴することを想定し、中央本部を売却して差し押さえを回避することを画策。許氏らが中心となって売却先の選定に当たっていた。

 許氏は以前から知り合いだった不動産会社元社長を通じ、元公安調査庁長官の緒方重威弁護士(73)に購入を依頼。緒方氏は購入を了承した。売買契約が成立する前に、許氏から元社長に4億8400万円の資金提供が行われていた。

 特捜部は、売買契約の完了前に物件の売り手から仲介者に不自然な資金提供が行われた点に着目、すでに元社長から任意で事情聴取している。特捜部は、資金提供の目的やその内訳などを解明する上で、許氏からの事情聴取は欠かせないと判断したもようだ。

 許氏は朝鮮総連中央本部の序列2位だが「実質的な最高実力者」(公安関係者)。財政担当副議長などを経て、平成5年から責任副議長。かつては在日朝鮮人系信用組合の理事長人事にも影響を行使した。北朝鮮の国会議員に当たる最高人民会議代議員で、度々訪朝して金正日総書記とも面会している。日本の政財界にも太いパイプを持っているとされる。

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