2児拉致、指示の女の元夫にも報告か…4人が関与と断定 | trycomp2のブログ

2児拉致、指示の女の元夫にも報告か…4人が関与と断定

 1973年に消息を絶った渡辺秀子さん(当時32歳)の2児が北朝鮮に拉致されたとされる事件で、拉致を指示した女(59)が元夫(60)とともに、実行役の工作員2人から、2児を拉致した時の様子について報告を受けていた疑いのあることがわかった。
Click here to find out more!

 元夫が当時、別の関係者に拉致の状況を詳細に打ち明けていたという。警視庁と兵庫県警は、渡辺さん母子の監禁から2児の拉致までに関与した少なくとも5人のうち、指示役の女が役員を務めていた貿易会社の4人が拉致にかかわったと断定。12日午後、2児を拉致被害者と正式に認定し、国外移送目的拐取容疑で共同捜査本部を設置する。

 東京都品川区の貿易会社「ユニバーストレイディング」(78年ごろ活動停止)に勤務していた渡辺さんの夫は、73年6月ごろ妻子に何も告げずに失跡、行方を捜していた渡辺さん母子も同年冬ごろ消息を絶った。

 警視庁公安部の調べによると、母子3人は同社役員の女の指示で監禁され、74年6月中旬に、長女敬美ちゃん(当時6歳)と長男剛ちゃん(同3歳)が工作船で北朝鮮に連れ出されるまで、この女と元夫に加え、福井県小浜市の海岸まで2児を車で連れ出した男(59)と、2児の世話役の女(55)、母子の監禁役の男(53)の少なくとも5人がかかわっていた。

 特に、役員の女の元夫はこの直後、2児を拉致するまでの状況について、複数の同社関係者に「睡眠薬を飲ませた剛ちゃんが(車で運ぶ途中に)目を覚ましたため、(車で連れ出した男は)驚いたらしい」「子供が船酔いして大変だったようだ」と打ち明けていたことが判明。役員の女も、2児が船酔いしたことなどを関係者に話していたという。

 このため公安部は、元夫も、役員の女から2児の拉致計画を知らされ、実行役の2人から報告を受けていた疑いが強いとして、監禁役の男を除く4人が拉致に関与したと断定した。

 この4人のうち、日本国内に居住していることが確認されているのは、世話役の女1人。

 公安部では、2児が北朝鮮で生存していることを立証できない限り、国外移送目的拐取容疑が継続しているとみなせないため、世話役の女については公訴時効(7年)が成立する可能性があるとして、刑事処分の可否を慎重に検討している。
(2007年4月12日14時36分 読売新聞)

2児拉致、指示の女の元夫にも報告か…4人が関与と断定 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)