北朝鮮・拉致問題:家族会10周年 県関係者家族「解決へ、世代超え協力を」 /熊本
北朝鮮に拉致された松木薫さんと増元るみ子さんら県関係者の家族が23日、県庁で会見し、「闇の中で助けを待っている日本人がいる。国民は今年中の解決のため世代を超えて被害者救出に協力してほしい」などと呼びかけた。
全国組織「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」の結成から25日で10年となるのに合わせ、松木さんの姉で、菊陽町在住の斉藤文代さん(61)と増元さんの姉で八代市在住の平野フミ子さん(57)ら計4人が会見した。
この10年について平野さんは「長く感じる。まだ5人しか帰国していない。妹も松木さんも53歳。被害者本人も家族も年を取っ た」と語った。
斉藤さんは、6カ国協議の中で「拉致問題解決に向け、日本の主張を強く通すことが大事」などと話した。また、長期入院している母スナヨさん(85)が看護師に支えられながら「薫、お帰り」という練習をしていることを明かし、被害者の早期帰国を訴えた。
増元さんは78年、鹿児島県から拉致された。松木さんはスペイン留学中だった80年に行方不明になり、後に拉致が確認された。北朝鮮側は2人が既に死亡したと主張しているが、国や家族会は否定している。【門田陽介】
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