架空取引口座に3000万円
厚生労働省から出向している埼玉県の部長らが厚生労働省の補助金をだまし取っていたとされる事件で、逮捕された部長らが架空の取り引きを装った会社の口座には、ほかにも補助金を受けている複数の研究者などからおよそ3000万円が振り込まれていたことがわかり、警視庁は資金の流れについて調べを進めています。
この事件は、埼玉県の保健医療部長、中村健二容疑者(49)と北朝鮮などの支援活動をしている東京のNGO「レインボーブリッヂ」の代表代行で医薬品輸入販売会社の元社長、小坂博幸容疑者(54)ら3人が厚生労働省が研究費として交付した補助金210万円をだまし取っていたとして詐欺の疑いで逮捕されたものです。中村部長は当時、厚生労働省から鹿児島県の保健福祉部長に出向していましたが、部下の職員が担当した障害者の健康に関する研究費が余ったのに小坂代表代行の会社からプリンターなどを購入したように装って返還しなかったということです。これまでの調べによりますと、小坂代表代行の会社はほとんど取り引きの実態がなかったということですが、会社の口座には、ほかにも厚生労働省の補助金を受けている複数の研究者などからおよそ3000万円が振り込まれていたことがわかりました。警視庁は、中村部長らがほかにも補助金をだまし取っていた疑いがあるとみて、資金の流れについて調べを進めています。
NHKニュース