『パプリカ』『めぐみ…』が満足度&動員ランキング1、2位 | trycomp2のブログ
雑誌「Weeklyぴあ」調査による、11月25日(土)公開の映画満足度ランキングでは、『千年女優』『東京ゴッドファーザーズ』の今敏監督の『パプリカ』が1位となった。2位には、北朝鮮拉致事件の被害者・横田めぐみさんをめぐる家族の姿を追ったドキュメンタリー『めぐみ引き裂かれた家族の30年』が入った。( 映画満足度ランキング表 )
『パプリカ』は、日本を代表するSF作家筒井康隆原作で、極秘のセラピーを行う時のコードネーム、夢探偵のパプリカが、人々に奇怪な夢によって精神を侵していく“夢のテロリスト”と闘うファンタジー・サスペンス。今までにも夢に入り込んだ作品は多くあったが、今回の作品でもっとも驚かされるのは、想像を超えた夢の映像化なのだが、なぜかひどく理解できてしまう世界観を創り出したことだろう。家電製品や玩具が勝手に歩き出したり、TVに吸い込まれてしまったり、原色が氾濫する世界観は秀逸だ。しかし最もすごいのは、いきなり足元がグニャンとしたり、デジャヴュのような感覚を味わったり、実際に私達が夢で体験するような出来事がこと細かに反映されていることである。このリアル感があるからこそ、夢と現実がわからない世界観に、非常に共感し、自分自身が映像の中に入っていく感覚に襲われる。
観客からも「夢と現実のイメージは、独創的で楽しい」「めくるめくように映像が繋がっていく夢のような作品」と映像への評価が高い。
2位となった『めぐみ引き裂かれた家族の30年』は、日本人ではなくアメリカ人が撮った作品。アメリカで報道の世界に身を置く監督夫婦がこの事件を知り、「平均的なアメリカ人のほとんどがこの事実を知らない」という事実や横田夫妻の愛と勇気をフィルムに収めたいという衝動から作品ができあがった。TVで報道されることが多い横田夫妻だが、この作品では日常にまで入り込み、普段温厚な夫妻からは見られない葛藤や苦しみを映し出している。
『パプリカ』『めぐみ引き裂かれた家族の30年』は、ぴあ調べの東京単館公開作品の観客動員数ランキングでも1、2位となった。全国公開の観客動員数では、新作は赤井秀和が実在のプロゴルファーを演じた『ありがとう』1本が8位でランクイン。『ありがとう』は、満足度でも3位につけた。
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(本ランキングは、2006年11月25(土)公開の新作映画11本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査)
(@ぴあ) - 11月30日13時32分更新
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