公害対策支援 中国から排出枠
京都議定書で削減が義務づけられている温室効果ガスをめぐり、日本が中国の公害対策を支援する見返りに排出枠を取得する仕組みを作ることで日中両政府が合意し、両国の新たな協力のモデルとして注目されます。
関係者によりますと、このプロジェクトは中国で行われる公害対策などで、温室効果ガスの削減にもつながる事業を日本政府が支援し、中国側から温室効果ガスの排出枠を取得するものです。これは先進国が発展途上国で温室効果ガスの排出削減につながる事業を行った場合に、それを自分の国内で削減したものと見なすという「排出量取引」の仕組みを利用したもので、具体的には日本側がエネルギー効率のよい火力発電所の建設支援や、廃棄物を処理した際に発生するメタンガスを再利用する技術の提供などを行うとしています。1日に北京で開かれる日中環境相会談で合意文書への調印が行われる予定で、今後、日中の合同作業チームを作り、実施計画の作成にあたるということです。中国にとっては環境汚染対策になるとともに、日本にとっても京都議定書で義務づけられている温室効果ガスの排出量の削減につながることになり、双方にメリットのある新たな日中協力の形として注目されます。
NHKニュース