拉致被害者「知らない」…北朝鮮の赤木容疑者
日航機よど号ハイジャック事件のメンバーとともに北朝鮮に滞在し、5日に帰国する小川淳こと赤木(旧姓米村)邦弥容疑者(52)=旅券法違反容疑で逮捕状=が3日までの共同通信の電話取材に「1987年4月に北朝鮮へ入国して平壌郊外の招待所で過ごし、91年によど号グループと合流して一緒に生活するようになった」などと証言した。
有本恵子さん=失跡当時(23)=ら欧州で失跡し、よど号グループが関与したとされる3人の拉致被害者については「誰も知らないし、消息についても聞いたことがない」と話した。
関係者によると、邦弥容疑者は85年に滞在先のオーストリア・ウィーンで、友人の紹介でよど号メンバーの赤木志郎容疑者(59)の妹(53)と知り合った。翌年秋に志郎容疑者の妹と分かり、北朝鮮の志郎容疑者と文通を始めた。
邦弥容疑者はジャーナリスト志望だったといい「北朝鮮という謎めいた国に興味がわき、取材してみたいと考えた」と、志郎容疑者に北朝鮮への入国を依頼。87年4月に旧ユーゴスラビアのベオグラードで北朝鮮の指導員と待ち合わせ、妹と3人でモスクワを経由し平壌に入ったという。
招待所で生活している時に志郎容疑者の妹と結婚し、88年4月に長女、91年6月に二女が誕生。当初は「半年から1年程度の滞在予定だった」というが「出産の際に妻の体調不良なども重なって出国の機会を失い、91年9月に旅券が失効した後は、よど号メンバーと生活するようになった」としている。
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