魏京生氏:民主化リーダー、入国を拒否…東京入国管理局
中国の民主化を訴える魏京生氏(57)が、東京の集会に出席するために在住している米国から成田国際空港に入国しようとしたところ、ビザがないために法務省東京入国管理局成田空港支局に入国を拒否されていたことが3日、分かった。
入管当局などによると、魏氏は2日のコンチネンタル航空機で同空港に到着した。中国国籍のため入国に必要となるビザを所持しておらず、乗り継ぎなどで利用される「トランジット上陸」を求めたが認められなかった。当局は「トランジット上陸は船員や、目的地に行く際に(立ち寄り)上陸が認められる制度」として、集会参加のための入国にはビザが必要だという。そのうえで「ビザがないのに上陸させたら国際問題になる恐れがある」としている。魏氏は同空港内のホテルに待機しているが、米国に戻ることになるという。【柳澤一男】
◇
魏京生氏は3日夜、東京都内での天安門事件18年記念集会で講演する予定だった。主催者側は「5月下旬に東京入国管理局に相談した際にはトランジットでも(入国は)問題ないと言われた。多くの人はトランジットで入国できている。入管の対応はおかしい」と批判している。支援者が魏氏と電話で話したところ「通訳をつけてくれない。帰りたくない」と話していたという。
魏氏は78年の中国民主化運動「北京の春」のリーダー。18年間獄中生活を送った後、米国に出国した。06年10月に初来日した。【篠田航一】
毎日新聞 2007年6月3日 21時31分 (最終更新時間 6月3日 23時10分)
魏京生氏:民主化リーダー、入国を拒否…東京入国管理局-今日の話題:MSN毎日インタラクティブ