「NHKへの命令は違憲」拉致問題の放送で国提訴へ
菅義偉総務相が昨年11月、北朝鮮による拉致問題を重点的に取り上げるようNHKに放送命令を出したことをめぐり、総務相に命令権限を与えた放送法33条は憲法が保障する「報道の自由」の侵害だとして、関西の市民グループが3月にも国とNHKを相手に、大阪地裁に提訴することが6日、分かった。
国には同条の違憲確認と命令の取り消しを、NHKには命令に従う義務がないことの確認を求める。NHKに命令を受諾させたため受信契約者の権利が侵害されたとして、国に損害賠償を求めることも検討している。
訴訟は市民グループ「NHKをよくする為にアクセスする市民の会」が起こす。2月27日に大阪市内で結成総会を開き、訴訟への参加を呼び掛ける。市民の会は「放送内容は自律的に判断すべきで、拉致問題の重要性とは別問題だ」としている。
(共同)
「NHKへの命令は違憲」 拉致問題の放送で国提訴へ [CHUNICHI WEB PRESS]