<2児拉致>渡辺秀子さんの妹上京、事件の真相究明を要望
渡辺秀子さん(73年の失跡時32歳)の長女、高敬美(こうきよみ)ちゃん(同6歳)と長男の高剛(つよし)ちゃん(同3歳)が拉致されたとされる事件で、渡辺さんの妹で北海道帯広市の鳥海冏子(けいこ)さんが20日上京し、政府に子ども2人の拉致被害者認定と事件の真相究明を要望した。鳥海さんは、家族会代表の横田滋さん(74)、早紀江さん(71)夫妻とも会い、家族会の活動を支援していく考えも示した。
内閣府の拉致問題対策本部を訪れ、提出した安倍晋三首相あての要望書は、2人が朝鮮籍のために日本国籍者に限っている拉致被害者支援法の適用を受けられないことを指摘。「日本で生まれ育ち、自らの意思で朝鮮籍になっていない。親族は日本人で、国籍で(認定が)差別されてはならない」などと求めている。対策本部は「2人は日本国籍がなく、現状では拉致認定できないが、できる限り協力する」と答えたという。
記者会見した鳥海さんは「姉の夫が工作員ということで、拉致被害者や家族に申し訳ない気持ちが消えなかった。横田さん夫妻から『いろんな事情があるのだから気にしないで一緒に頑張りましょう』と励まされ、胸のつかえが取れた気がする」と言葉を詰まらせた。【工藤哲】
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