<拉致問題>日朝首脳会談から5年…進展なく家族ら支援訴え | trycomp2のブログ

<拉致問題>日朝首脳会談から5年…進展なく家族ら支援訴え

 北朝鮮が「5人生存、8人死亡」と拉致を認めた初の日朝首脳会談から17日で5年を迎える。拉致問題はこの間、目立った進展はなかった。拉致被害者家族会が信頼を寄せてきた安倍晋三首相の辞任もあり、解決への道筋は見えない。横田めぐみさんの弟で家族会事務局次長の拓也さん(38)は「一日も早い解決のために多くの人たちに応援してほしい」と訴える。
 東京都内でインタビューに応じた拓也さんは、安倍首相が取ってきた対北朝鮮政策について「日本は過去、対話を試み支援してきたが、見返りはミサイルや不審船だった。何度も裏切られてきており、強硬路線は間違いではなかった」と評価する。今後については「拉致問題は国が責任を持って解決しなければならない重要課題。どなたが政権を担っても毅然(きぜん)たる態度を続けてほしい」と語った。
 核問題を通じ米朝関係に歩み寄りの兆しが見え日本が置き去りにされるとの見方については「被害者やその家族は今も苦しみ続けている。米国は、人権重視の考え方を貫いてほしい。日米同盟の強さや日中の経済協力を考えれば、置き去りにされることはないと信じている」と述べた。
 今年43歳になる姉めぐみさんの安否は不明のままだ。夫が韓国の拉致被害者であることが判明した昨春以降、新たな情報すらない。「同世代で元気に働いている女性を見ると姉の姿が重なり、姉や家族の幸せを奪われた憤りを感じる。娘のヘギョンさんにも会いたいが、会えば北朝鮮は総力を挙げて姉の『死』を演出するから会えない」と複雑な胸中をのぞかせた。
 11月には父滋さん(74)が、結成10年となる家族会の代表を退くことになる。拓也さんは「毎日届く激励の手紙もあり、両親は身を削って全国を回って支援を訴えてきた。ただ、歩く速さは遅くなり、電話の声もしんどそうで、疲れも癒えにくくなった。どの家族も高齢になり、時間との闘いだ。早く楽をさせてあげたい」と語った。【工藤哲】

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