めぐみさん拉致から30年、横田夫妻は
北朝鮮が日本人拉致を初めて認めた日朝首脳会談から、17日で5年になります。「死亡・不明」と伝えられた横田めぐみさんら10人の安否は、いまだ不明なまま。横田滋さん・早紀江さん夫妻の今の思いです。
北朝鮮が初めて拉致を認め、横田めぐみさんら8人死亡・2人不明と伝えてきた日朝首脳会談から、17日で5年が経ちます。
拉致問題の解決は政府の最優先課題だと訴えてきた安倍総理大臣の突然の辞任表明に、衝撃が走った拉致被害者家族。北朝鮮側は横田めぐみさんの写真や夫・娘の存在などを次々と明らかにしてきましたが、死亡・不明とされためぐみさんら被害者本人の安否は、5年たった今もわからないままです。今月始めの日朝作業部会でも、いまだ拉致問題解決への進展はありませんでした。
「評論家は『今回は(成果が)絶対何もない』ようなことを言うけど、家族はみんな『今回こそは何かあるんじゃないか』ということで裏切られ続けてきた。『何か出るんじゃないか』『再調査の約束をするんじゃないか』と毎回毎回期待はしているが、今回も実現しなかった」(横田滋さん、今月6日 日朝作業部会後に)
母・早紀江さんが縫った横田めぐみさんの浴衣。北朝鮮に拉致された1977年、その年の8月の夏祭りでたった一度だけ、めぐみさんが着たものだといいます。
「黄色の帯をして、(めぐみさんが)『何かうまいこと結び方がわからないねぇ』って。『危ないねぇ』ってめぐみに言われながら、『途中でほどけない?』と言われながら、一生懸命帯を結んで、『多分、大丈夫』と送り出したのを覚えてます」(横田早紀江さん)
国際世論の理解も徐々に深まってきた拉致問題。先月、ニューヨークでは横田めぐみさんに捧げる歌「SONG FOR MEGUMI」を作ったポール・ストゥーキーさんが、めぐみさんの映画製作者と共にこう訴えました。
「横田早紀江さんはブッシュ大統領に面会した。思いやりのある人だと聞く大統領が、拉致という人権問題を協議で取り上げ、国際情勢を変えていくよう願っている」(ポール・ストゥーキーさん)
この秋で、拉致されてから30年になる横田めぐみさん。どれだけ訴えれば、救えるのか。被害者家族の長い戦いがまだ続いています。(17日16:09)
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