“金融制裁の解除が条件”
北朝鮮を訪れていたIAEA=国際原子力機関のエルバラダイ事務局長は、14日夜、北京で記者会見し、北朝鮮側は、さきの6か国協議での合意を完全に履行する用意があるものの、アメリカによる金融制裁の解除がその条件になると主張したことを明らかにしました。
この中で、エルバラダイ事務局長は、さきの6か国協議で北朝鮮が来月中旬までに行うことになっているニョンビョンの核施設の稼働停止と封印、それにIAEAの査察官の受け入れについて「北朝鮮側が完全に履行する用意があると表明した」と説明しました。しかし、エルバラダイ事務局長は「北朝鮮側が他国の北朝鮮に対する行動を条件としてあげた。とりわけマカオの銀行に対するアメリカの金融制裁の解除を求めている」と述べ、北朝鮮が核の放棄の向けた措置に踏み切るかどうかはアメリカによる金融制裁の解除しだいだと主張したことを明らかにしました。金融制裁の問題についてはアメリカ政府が近く解決するとしていることから、エルバラダイ事務局長は「来月中旬までにIAEAの当局者が再び北朝鮮を訪れることになるだろう」とも述べて、核施設の稼働停止などを検証するためのIAEAの査察官の復帰に期待を示しました。エルバラダイ事務局長は、北京でアメリカのヒル国務次官補ら6か国協議の代表と会談して北朝鮮を訪問した結果を伝えることにしており、各国はこれを踏まえて朝鮮半島の非核化をめぐる作業部会や6か国協議に臨むことにしています。
NHKニュース