金大中氏、陸路で訪朝 来月27日 鉄路は「北の軍反対」 | trycomp2のブログ

金大中氏、陸路で訪朝 来月27日 鉄路は「北の軍反対」

【ソウル=久保田るり子】韓国と北朝鮮は二十九日、北朝鮮の開城で金大中前大統領の訪朝問題について第二回実務協議を行い、六月二十七日から三泊四日で陸路、平壌を訪問することで原則合意した。聯合ニュースが伝えた。だが、協議では具体的なスケジュールや経路で合意できず、来週にも第三回協議を開く。韓国側は金大中氏の希望する鉄道による訪朝を再提案したが、北朝鮮側は難色を示し、「陸路での訪朝」だけを合意した。

 北朝鮮側は協議に先立つ二十八日、南北の軍事境界線をまたぐ鉄道の試運転中止に関連した談話を発表、「列車での平壌訪問は誰であろうと例外なく、南北の協力・交流を口実にした政略的な企図ということを、わが軍は見抜いている」と述べ、「誰であろうと」と暗に金大中氏を指して、列車訪朝を受け入れない姿勢を明確にしていた。

 談話は南北将官級会談の人民軍スポークスマンが発表、鉄道の南北連結に軍が反対であることを強調した。また談話では韓国が推進する開城工業団地にも言及し、「(開城工団について)南側はいろいろ騒がしくいうが、土地造成工事で試験団地を運用しているだけだ。開城工団の建設をはじめ、すべての南北協力・交流事業が、短命に終わった琴湖地区(軽水炉建設地区)のようにならないか注視している」などと述べた。

 金大中氏の訪朝協議直前のこの時期に北朝鮮があえて、鉄路訪朝への「軍の反対」や、「(南北協力事業である)開城工団への疑心」の表明に韓国では、軍部が韓国主導の南北協力に不満や危機感を抱いているのでは、といった分析や、金大中氏訪朝交渉に際して「韓国の譲歩や支援を獲得しようという作戦か」などの見方が出ている。

 金大中氏の訪朝に関する南北協議は今月中旬に続いて二度目。前回の協議では、金大中氏が六月下旬に平壌を訪問することで合意したが、北朝鮮はその後、南北鉄道試運転を一方的に中止、韓国側を困惑させている。
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