無能力化の定義で対立、合意出来ず 北朝鮮核の6者協議
北京??北朝鮮核をめぐる6者協議は28日、北京の釣魚台迎賓館で2日目の協議を開き、首席代表会合や米朝間の個別会合などを通じ、核施設の無能力化や核計画の申告の「次の段階措置」の行程表作成で議論を交わした。
米首席代表のヒル国務次官補は協議終了後、無能力化の定義などで北朝鮮と見解がずれていることを認め、「北朝鮮は(定義)を狭くしたがり、我々は広げたいと望んでいる」と指摘した。
核施設の無能力化の手順や期間、核計画の申告の範囲なども課題だが、無能力化の方法や期間をなるべく単純にして短くし、申告も核兵器を含まない限定的なものを狙う北朝鮮との対立点が解消されていないようだ。
今回会合では行程表に関する合意文書を発表する予定だが、調整が難航すれば玉虫色の「合意点」で終わる可能性も出てきた。
米朝は先の関係正常化をめぐる作業部会で、無能力化、核計画の申告を年内に終えることで合意している。
6者協議は今年2月、北朝鮮の核施設の稼働停止、封印などの「初期段階措置」、次の段階措置で合意。北朝鮮は初期段階を実行し、韓国から5万トンの重油支援を得ている。今回の全体会合では、今年8月、9月に実施された米朝関係正常化などの5作業部会の協議内容、米ロ中の核専門家が9月に訪朝、無能力化する核施設調査の結果も説明された。
次の段階措置の履行で北朝鮮は米国のテロ支援国家指定解除なども要求する可能性が高い。また、見返りとなる95万トン相当の重油支援の遂行方法も取り上げられる。
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