「めぐみ、帰国望んでいた」金英男氏が日本記者団に | trycomp2のブログ
横田めぐみさんの夫だったとされる韓国人拉致被害者、金英男(キム・ヨンナム)さん(44)は6日午前、平壌市内のホテルで日本メディアの記者団と初めて会見した。英男さんは「遺骨を偽物だとされた。非常にもどかしい」などと語ったが、めぐみさんが子どものころに交通事故に遭ったかどうかなど、説明や記憶にはあいまいな点が見られた。また、めぐみさんが帰国の希望に言及していたことも明らかにした。
めぐみさんの娘のヘギョンさん(18)が途中から同席した。
英男さんは、めぐみさんとの結婚について「彼女は人情味があって優しい女性だった。6カ月ほど付き合い、結婚を申し込むと、彼女も喜んで同意してくれた」と語った。結婚後は、平壌市太陽里(テ・ヤンリ)にある特殊機関に所属する人間が住むエリアで暮らした。同じ地区には拉致被害者の蓮池薫さん、地村保志さん両夫妻も住んでおり、「人間的に付き合った」という。
めぐみさんが拉致されたいきさつをどう知ったか、という質問に、「私は特殊機関に勤めている。みんなが守るルールがある。それは相手の過去について聞かないことだ。めぐみがいつ、どのようにここに来たのか、聞こうとも知ろうともしなかった」と述べた。
めぐみさんとの生活について、「朝鮮語が非常に上手だった」「結婚して初めての大みそかに赤ワインを買ってきてくれた。深夜あかりを消して一緒に酌み交わした」「『子どものころ、弟が欲しくて母親に頼んだら、双子の弟が生まれた』と話してくれた」などの思い出を語った。
めぐみさんが帰国を望んでいたか、という質問には、「めぐみも私も人間だ。故郷を思う気持ちは同じで、めぐみは『生まれた所、住んでいた所をもう一度見てみたい』と話していた」と述べた。
一方で、先日、北朝鮮・金剛山で開いた韓国代表取材団との記者会見や姉の金英子(キム・ヨンジャ)さんに対しての説明を、あいまいにする場面も目立った。
めぐみさんは病気で死亡したと改めて説明し、「97年春、4月の前ぐらいに火葬にする決心をした」と語った。「遺骨」について、英子さんには「火葬の過程で他人の骨が混じった可能性がある」と伝えていたが、「そんな意図で話したのではない。思い出すたびに遺骨を眺めて心を慰めた。偽物だというのは想像もできないし、納得できない」とした。
めぐみさんが幼いころ交通事故にあったと述べた点については「めぐみは小さい時、頭を打ったと言った。それが交通事故だったかどうかは記憶にない」と語った。めぐみさんの両親は、交通事故にあったことはないと否定している。
02年9月にめぐみさんの両親にあてた手紙に、めぐみさんが死亡したとされる年を「93年」としたことに関しては「急いで書いたので錯覚していた。(04年11月に訪朝した日本政府代表団の)薮中(三十二)団長(当時、外務省アジア大洋州局長)と会った時、改めて訂正した」と語った。いつ薮中氏に訂正したのかとの質問には、少し戸惑い気味に「はっきり覚えていない。手紙に93年とあったと聞かされ訂正した」と述べた。ただ、手紙は自らの筆跡が明らかになるのを避けるため、自分の書いた文章を他人に書き写してもらったという。
新たな物証については「夫である私が発言しているのに、なぜ別の物証がいるのか。偽りの発言をしていると思っているのか」といって、新たな証拠を出すつもりはないと示した。横田さん夫妻に対しては、「平壌まで来てほしい」と述べ、日本や第三国で会う考えはないことを示した。
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本社記者を含む日本メディア7社の北朝鮮取材は、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の提案を受けて実現した。
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