めぐみさん「夫」確認作業で「積極的に関わらない」―韓国政府 | trycomp2のブログ

めぐみさん「夫」確認作業で「積極的に関わらない」―韓国政府

 【ソウル4日上田勇実】韓国の拉致被害者団体である拉北者家族会の崔成竜代表は4日、韓国人拉致被害者が北朝鮮により拉致された横田めぐみさんの「夫」である可能性が高いという情報をもとに今年2月、日韓両国政府に被害者家族のDNA鑑定を依頼したところ、韓国政府が「積極的に関わらない。崔代表と日本政府でやってほしい」などと回答してきたことを明らかにした。この日、北朝鮮人権問題をテーマに野党ハンナラ党が国会で行った報告会で明らかにした。

 崔代表は2月4日、「めぐみさんの夫は韓国人拉致被害者」との北朝鮮高官の情報に基き、めぐみさんと同時期に韓国西海岸で拉致された高校生5人のうちの1人が、めぐみさんの「夫」である可能性が高いことを日韓両国政府に伝え、被害者家族のDNA鑑定を依頼するよう要請した。

 同問題で「韓国政府から圧力を受けていた」と感じた崔代表は、万が一に備え政府への通報は被害者家族のDNAを確保した後に行ったが、結局、韓国外交通商省の担当者からは断りの電話がかかってきたという。崔代表は本紙に対し、「知らない振りをしてほしい、と言われたのも同然」と語った。

 日本政府は、崔代表から依頼を受けた直後から韓国で被害者家族のDNA採取作業を開始したが、韓国政府はそれから約2カ月後、日本政府がめぐみさんの「夫」が高校生で拉致された5人の1人、金英男氏である可能性が高いとするDNA鑑定の結果を発表する直前になって、ようやく独自の身元確認作業を行う方針を明らかにした。

 また韓国の潘基文外交通商相が、作業開始は日本政府が進めているDNA鑑定の結果が出た後になる考えを示すなど、終始、韓国政府は同問題に消極的な姿勢を見せていた。

 崔代表は報告会で、「どうして金英男氏のように高校生が拉致される事件が放置されてきたのか失望を禁じえない」と述べ、問題解決に向けた動きが鈍かった韓国政界全体への不満を漏らした。

2006/5/4 21:21
めぐみさん「夫」確認作業で「積極的に関わらない」?韓国政府