蓮池さん、雲南市で講演
「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」副代表の蓮池透さんが20日、島根県雲南市の三刀屋文化体育館で講演し、「北朝鮮による拉致はこれ以上ない悪質な犯罪」と訴えた。会場には市民ら約600人が訪れ、熱心に聞き入っていた。
蓮池さんは帰国して5年経過した弟、薫さん家族の近況を報告。「中越沖地震に被災し水を差されたが、市の嘱託職員や翻訳の仕事などでがんばっている」と話した。
拉致された後の家族の心境を振り返り、「家族のなかで次第に弟の話題はタブーになり、蛇の生殺しだった」と語った。
平成14年9月小泉元首相の初訪朝の際、北朝鮮 の情報を丸飲みにしていた政府を「政治決着させようとしていた」と批判。「この5年で、5人とその家族が戻ってきたこと以外は何も変わっていない」とした。
最後に、政府に対し「フレキシブルな対応で、また北朝鮮を動かしてほしい。安易な政治決着では困る」と求めた。
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