北朝鮮指定解除を示唆 米ヒル代表 拉致家族と面会 「譲歩への手段」 | trycomp2のブログ

北朝鮮指定解除を示唆 米ヒル代表 拉致家族と面会 「譲歩への手段」

 【ワシントン15日三浦辰治】訪米中の北朝鮮拉致被害者家族会の飯塚繁雄副代表らは十五日、六カ国協議米首席代表のヒル国務次官補と面会、北朝鮮へのテロ支援国家指定を解除しないよう求めた。ヒル氏は拉致問題の重要性を認める一方、「指定解除は北朝鮮の譲歩を引き出す手段だ。北朝鮮からも最大の譲歩を引き出したい」と述べ、核問題解決のためには解除も辞さない姿勢を示唆した。

 家族会側は「北朝鮮による拉致というテロは継続中」との根拠を挙げ、指定を解除すべきでないとの考えを伝えた。これに対し、ヒル氏は「解除を決めるのは大統領」と言葉を濁したという。飯塚さんは「私たち被害者を置き去りにするのか、と訴えたが、中心人物であるヒル氏から前向きな言葉が聞けなかったのは残念」と述べた。

 一行はこの日、米議会議員とも面会。このうちブラウンバック上院議員(共和党)は、ブッシュ政権に安易に指定解除しないように、下院で提出済みの法案と同様な法案を準備中であることを明らかにしたという。飯塚さんは「米議会に力強い理解者がいることが分かり、ともしびを見つけた思い」と話した。

 また、家族会の増元照明事務局長は、十六日にワシントンで行われる日米首脳会談について、「福田康夫首相はブッシュ大統領に指定解除への日本の懸念を強く訴えるべきだ。それが大きな力になる」と期待感を示した。


国際 北海道新聞